腸もみで長年の悩みに終止符を
山登りが好きかと言われると、とりわけそれほどでもないんです。
ではなぜ山に登るのかというと、
「屋久島に住んでいたとき、山に登った」という思い出が欲しいから。
一口に「山登り」と言っても、
実際はジャングルのようなところをかき分けたり、
ロープを掴んで岩をよじ登ったり、
頭上に横たわる大木をくぐり抜けたり…。
先日の「蛇ノ口滝」の道のりは、
高所恐怖症で平衡感覚がイマイチな私には大変な恐怖だったのです。
まるで「ポツンと一軒家」という番組で出てくるような、道幅が狭くすぐ横は崖という状況。
もっと凄いのは車一台分ではなく、ひと一人分の幅のすぐ横は崖といったところを歩くから、
足がすくみます...汗。
それでも行ってよかったと思えるのは、二度と出合えない瞬間があるから。
そして何より、
“丸裸の自分”と向き合えるから。
崖っぷちや滑りやすい岩を進みつつ、ボケ~っと考え事をしていては
一瞬で足元をすくわれてしまいますよ。
冗談ではなく、命取りにもなりかねないんです。
山登りでは歩を進める最中は、とにかく集中しています。
つまり、否応なしに「今」と向き合うわけなのです。
街中で暮らしていると、ついそうではなくなっている自分に気付きます。
今日やらないといけないことは〇〇で、これをしてあれをして、終わったらあそこに行って…など、
ずっーと考えているのです。
お風呂に入っているときでさえ、先のことに頭を働かせてしまいます。
そうかと思えば、過去の出来事を悔やんでみたり、誰かの話をSNSで追っかけてみたり…。
自分の「今」に意識を持ってくることはなかなかできないでいるのです。
そういうことに気付けることが、山登り。
思い出作りはもちろんだけれど、
今の私にとって必要な経験なのだと思うんです。
腸活講師としての立場から言っても、
腸活において自分の「今」に焦点を当てることはとても大事。
なかなか自分と向き合えずにいる人は、
ひとまず山に登ってみてはいかがでしょうか...ふふふ♡