【WLBコラム】コミュニケーションギャップをなくして時短する方法〈ファシリテーション編〉
患者に寄り添い
患者の声に耳を傾け、
献身的な看護を提供する看護師。
このような看護師は
本当に理想なのでしょうか?
実は…、
あるアンケート調査によって
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利他的な看護師ほど
バーン・アウトしやすい
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ということが明らかになりました。
もしかしたら、
あなたにも心当たりがあるのでは?
ご自身のことかもしれませんし、
同僚の方を見て思ったかもしれません。
実はこれ、
カウンセラーにも当てはまります。
他者に寄り添い、
献身的にフォローしたいと考えて
カウンセラーになった人ほど
クライアントに共感し過ぎて
自分のメンタルを病んでしまう人が
非常に多いとされています。
逆に、
「カウンセリングで稼ぎたい!」
「他者のサポートをする自分に誇りを感じる」
といった人の方が長続きしています。
「その動機はどうなの?」
と、疑問に思う人もいるかもしれませんが、
長く続けらるということは
それだけスキルアップの可能性も高いですし、
続けた分だけ多くの人を助けることができます。
「続けることこそ、最も大切」
なのです。
では、どんな看護師を採用すると
メンタルが健全な状態で働き続けられるかというと、
「看護以外に興味関心を持っている」
「看護を提供する自分が好き」
「看護を仕事として割り切れる」
このような要素を持つ人が
「長く続けられる」と考えられます。
実際に僕の研修を受けてくれた人に
話を聞いていると、
上記のような要素を持っている人ほど
意外と仕事に前向きで、かつ息抜きも上手で
苦境も乗り越えてきている印象があります。
古き良き理想の看護師像を一旦忘れて、
利己的な一面をきちんと表明できる人を
採用基準に入れてみてはいかがでしょうか?
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