【WLBコラム】人材育成で目指すべき2つのゴールとは
病院全体や看護部の組織づくりで
最も期待されているのが管理者の役割です。
しかし、院長や看護部長からのご相談で
最も多いのが
『管理者に対する物足りなさ』
です。
しかし、逆に管理者(課長や師長クラス)の
ご相談で結構たくさんいただくのが
『何を期待されているのか不明瞭』
といった内容です。
組織マネジメントにおいては
トップ(経営層)もミドル(管理職)も
どちらも大事です。
というか
両者の連携こそ最重要課題でしょう。
しかし、
そこから食い違っている病院や看護部も
多いことと思います。
対策として
最も重要なことをお伝えしますと
まずは
『問題と課題の違い』を共通認識化すること
から、
はじめていただけると良いと思います。
実はこのすれ違いが最も多いのです。
具体的にいうと…、
経営層が期待しているのは『課題』であり、
管理者が口に出しているのは『問題』なのです。
ここで問題と課題の意味の違いを
おさらいしておきます。
問題とは、
「理想と現状のギャップ及び表面化した不都合など」
課題とは、
「問題を解決するために取り組むべき対策や活動」
この違いをきちんと両者が認識し、
この認識に則って議論すべきなのです。
言葉の意味を履き違えたまま議論しても
一向に噛み合いませんし、
最悪、対立にも発展してしまいます。
まずは、問題と課題のように
日頃よく使う言葉を共通認識化して
しっかりと議論を噛み合うようにしましょう!
==============
「やめたくない看護部」のつくり方
(メヂカルフレンド社)
Amazon紹介ページ↓
https://amzn.to/3V9Y75z
==============