【WLBコラム】タイムマネジメントで最も効果を発揮することとは
組織マネジメントコーチの山本です。
==============
「やめたくない看護部」のつくり方
(メヂカルフレンド社)
Amazon紹介ページ↓
https://amzn.to/3V9Y75z
==============
コーチングって部下育成のスキルとして
とても注目されていました。
いや、もちろん
今でも注目されていると思っています。
が…、
コーチングスクールに通った人でさえ
「会社に戻って使ったら嫌がられた」
「部下から変に勘ぐられてしまった」
「スクールでやったほど盛り上がらない」
などなど、
『実際には使えない』
という感想をたくさんの人から聞きます。
でも、
なぜそんなことが起こるのでしょうか?
そして、
僕たちプロコーチは
なぜクライアントを成長させるのでしょうか。
そこにはどんな差があるのでしょう。
その答えはコーチングの
『定義』の中にあります。
==============
コーチングとは、
思考を刺激し続ける創造的なプロセスを通して、
クライアントが自身の可能性を
公私において最大化させるように、
コーチとクライアントの
パートナー関係を築くことである
『国際コーチ連盟によるプロコーチの倫理規定』より抜粋
==============
コーチングを学ぶと
つい『スキル』に意識が向きます。
つまり、
傾聴とか質問です。
傾聴はともかく、
質問はウザいです。
僕たちプロコーチも
習いたての頃は練習も兼ねて
誰彼構わず質問攻めにしていました。
周りから
「コーチングを習っているヤツはウザい」
と、こぼす声も聞こえてきていました。
ましてや
「部下を育てるため」という目的で
部下にコーチングスキルを使いまくるのですから、
部下からしたら
「変なスキルを使って
自分を洗脳しようとしている」
というような気分になるのかもしれません。
そこまでいかずとも
「強制的に変化を求められる」
といった感覚になるのかもしれません。
ともあれ、
どんなスキルを使おうが
他人から強制的に変化させられるのは
誰しも嫌な気分になるものです。
さて、コーチングを機能させるためには
定義にヒントがあるとお伝えしました。
注目して欲しいのは
文末です。
『パートナー関係を築くことである』
という一文。
最初と最後をくっつけると
コーチングの本質が見えてきます。
『コーチングとは、
パートナー関係を築くことである』
どうですか?
質問攻めにしてパートナー関係が築けますか?
逆に不信感を買ってしまうのではないでしょうか。
ともに
医療を支えるパートナーとして
患者の健康を守る仲間として
より良い関係を築くことこそ
コーチングを機能させる大切な姿勢です。
コーチングのスキルに頼り切りにならないよう
気をつけてくださいね!
このようなコーチングの本質を理解してもう
『コーチング研修』もご提供しています。
ご興味あればお問い合わせくださいね。
【お知らせ】
①階層別研修のポイント解説セミナー(New)
録画版(YouTube動画)はいつでもご覧いただけます。
https://youtu.be/bezuex09lvo
②動画連載セミナー(メディカ出版)
看護部長・副部長・教育担当師長のための
『未来の人材育成戦略!』
~若手の「管理職になりたい!」という気持ちを育てる方法〜
https://kango.medica.co.jp/archives/5393
③Web連載記事
『今こそ求められるタイムマネジメントスキル』
看護管理サポート(メディカ出版)↓
https://kango.medica.co.jp/archives/6822