やたらと権利を主張する若手に対処する方法

山本武史

山本武史

テーマ:リーダー・管理職向け

こんにちは。
看護部専門組織マネジメントコーチの山本です。


先日、研修でお邪魔してきた病院で

「毎年必ず、やたらと権利を主張してくる
 新人や若手がいるんですが
 どう対処したらいいでしょうか?」

とご質問をいただきました。


あなたの病院ではどうですか?
同じような若手はいませんか?


権利って確かに
労働者が持っているものなのですが…、
権利ばかり主張されちゃうと

「義務を請け負ってから言いなさいよ!」

って言い返したくなりますよね^^;



そして、みんなとちゃんと協働した上で
働き方がより良くなる方向で
権利を行使してもらえると、なお良いですね。


権利を主張してくる若手は
扱いが難しいのは確かです。


でも、対処の方法はあります。


その方法は大きく分けて2つ。

1)気持ちよく辞めてもらう
2)正当な働き方を理解させる


1)の方は
「他の人に示しがつかない」
と思われるかもしれませんが、

どう対処しても仕方のない場合は
その人にかける時間がもったいないので
辞めてもらうのが一番です。

それより
きちんと理解して働いてくれる
他の方がより一層働きやすくなる仕組みを
考える時間にあてていただく方が良いでしょう。



2)の方は
「勉強会を活用する」
というやり方をお勧めします。

全員ではありませんが、
権利を主張する人は
どこかでその知恵を入手しているはずです。

つまり、その知恵を得るために
わざわざ時間を使っているのです。

ということは、
それだけしてでも妥当だと思えるくらい
不満を抱えている可能性が高いです。

その多くは「待遇面」です。



何かしら待遇に不満があるから
権利を主張して
目一杯取れるものを取ろうと画策するのです。



そうしないためには
適切な

『協働関係』

を築く必要があります。




読んで字の如く

『協力して働ける人間関係』

です。



勉強会を開催して、

・お互いの強みや弱み、得意・不得意
・看護に対する想いや考え方
・仕事に対する不満や愚痴
・より良い働き方とは?

といったことを
話し合って共有するのです。



お互いをよく知り、
お互いに支え合い、
お互い良くなるために、

意見交換ができると
不満や不安は小さくなっていきます。


そうなると、仕事に集中できて、
困ったことがあっても周りを頼ることができ、
一緒に壁を乗り越えていけるようになります。


深く話し合える勉強会、
ぜひ企画してみてくださいね!


※実は、いろんな病院から
「単発の研修をお願いしたいのですが…」
「師長クラス以外の研修はありませんか?」
「院内研修が手薄になる3~5年目向けの研修はできませんか?」

などなど、
いろんなお声をいただいています。


今後、看護部の階層別研修を
新たに開発しお届けしようと考えています。


時期は未定ですが、
今秋~来春には完成させられるよう
研修内容を詰めていこうと思います。


決まったらまたお知らせしますね!

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