意思決定の罠!ディシジョンファティーグとは?
看護部専門組織マネジメントコーチの山本です。
想像してみてください。
原因不明の体調不良をきたし
念のため内科を受診しました。
しかし担当の医師はろくに診察もせず
「風邪ですね」と薬を処方しました。
さて…、
あなたはどんな気持ちになりますか?
もう少しちゃんと話を聞いてから
診断してほしい。
そんなふうに思うのではないでしょうか。
実は、これ
『相談』の現場では結構行われています。
部下や後輩の意見をろくに聞きもせず
「この場合は〇〇」
「その場合は□□」
などと、反射的に答えていませんか?
確かに迅速に答えが
欲しい場合もあるでしょう。
しかし、多くの場合は
『自分の気持ちを受け止めて欲しい』
『まずはしっかり話を聞いて欲しい』
と思いながら相談に来るはずです。
にも関わらず、
話を途中で遮って助言をするなどしては
残念な気持ちになってしまいますよね。
忙しい、時間がない。
他の考え事で頭がいっぱい。
例えそうだったとしても、
目の前の相談者に耳を傾け、
話の裏にある意図まで汲み取り
しっかりと気持ちを受け止めてあげてください。
最適な解決策より
むしろ、その受け止める姿勢の方が
安心感と信頼感を
生んでくれるのではないでしょうか。