南斗聖拳最強の男、聖帝サウザーでさえ飲まれた愛の業火とは

山本武史

山本武史

テーマ:自己啓発

おはようございます。山本です。


今日は

「南斗聖拳最強の男、
 聖帝サウザーでさえ
 飲まれた愛の業火とは!?」

というテーマでお話ししていきます。

僕がこどもの頃、
どハマりした漫画『北斗の拳』。



その中のエピソードを紐解きながら
『愛』について考えてみたいと思います。



今回登場してもらうのは

『冷酷非情な帝王・
 南斗六星拳最強の男、将星のサウザー』

です。



「愛ゆえに人は苦しまねばならぬ!!
 愛ゆえに人は悲しまねばならぬ!!」


「帝王に愛などいらぬ!!
 はむかう者には死あるのみ!!」


などのセリフが有名で、
とにかく「愛」を否定し、
人を人とも思わぬ情け容赦ない悪党です。


めちゃくちゃ強い上に、
体の特性から北斗神拳が通用せず、
一度はケンシロウは敗れるんですね。


主人公ケンシロウ推しの僕には、
ホント憎い敵でした。


ちなみに、
主人公のケンシロウは
その対極『愛の男』です。



でも、そんな冷酷非情なサウザーも
実は愛に翻弄された一人の人間だったのです。


2度目の対戦で、
ついにケンシロウは
サウザーを敗るんですが、

憎きサウザーに対しても
ケンシロウは愛を持って、痛みを感じない
『有情拳』という技でとどめを刺すんですよ。


で、サウザーは、
そんな情け深いケンシロウに
最後にこう聞きました。


「この俺の死でさえ情けで見送るのか?
 最後にお前に聞きたいことがある。

 愛や情けは悲しみしか生まぬ。

 なのになぜ、
 悲しみを背負おうとする?
 苦しみを背負おうとする?」



それに対してケンシロウは

「悲しみや苦しみだけではない。
 お前も温もりを覚えているはずだ。」

と返します。



ここから、
サウザーは昔を思い出します。


孤児だったサウザーを育て導いてくれた
恩師オウガイとの温もりあふれる一コマを。



しかし、実はサウザーは
拳法を伝承するにあたり、
守らなければいけない宿命によって、
恩師オウガイを自らの手で倒しているんですよ。


そこで、

「こ・・こんなに・・、
 こんなに悲しいのなら、
 苦しいのなら・・・・・愛などいらぬ!!」

と愛を否定し、

「おれはその時から愛を捨てた!
 いや帝王の星がめざめたのだ!!
 帝王に愛などいらぬ!!」

と言い張るようになりました。




でも、ケンシロウに倒され、
愛の温もりを思い出したサウザーは

「お・・・お師さん・・、
 む・・むかしのように・・・、
 もう一度ぬくもりを・・」と、

オウガイの亡骸に寄り添うようにして、
静かに目を閉じ息絶えるんです。



この放送を見ていた僕は、
こどもながらに

「愛って、一体なんなんだー!?」

って思ったのを覚えています。




ほんと、愛って何なんでしょうね?

ここから心理学的に考えていきましょうか。



心理学者アドラーは、
人生で取り組むべき課題を
「仕事」「交友」「愛」の
3つに分けています。


ただし、仕事の課題と言っても、
業務に真面目に取り組もう
という話ではなく、

仕事上の対人関係に前向きに
取り組みましょうという話です。



もちろん、交友は仕事のように
利害関係のない友人との対人関係、

愛はパートナーや親子の
対人関係についてです。



そして、アドラーは
「愛の課題」が最も難易度が高い
と言っています。


まぁ、平たくいうと
人間関係の中で最も難しいってことですね。



また、愛って、
なんとなく気持ちや感情的なものと
捉えている人もいますが、

世界的名著『7つの習慣』で、
著者のスティーブン・R・コヴィー博士は
こう言っています。


「愛とは動詞である。
 愛という気持ちは、
 愛という行動の結果に過ぎない」



愛は「行動」だってことです。


さらに、『愛するということ』という、
直接『愛』について著作を残している
エーリッヒ・フロムの言葉も引いておきましょう。



「愛とは、愛する者の生命と
 成長を積極的に気にかけることである」


「愛とは、世界全体に対して
 人がどう関わるかを決定する態度であり、
 性格の方向性のことである」

などと書かれています。
ちょっと難しいですかね。



さらに抜粋していきますね。


「愛の技術の習練には
 『信じる』ことの習練が必要なのだ。

 自分を『信じている』者だけが、
 他人に対しても誠実になれる。

 さらに、信じるには勇気がいる。
 勇気とはあえて危険を冒す能力であり、
 苦痛や失望をも受け入れる覚悟である。

 つまり、人は意識の上では
 愛されないことを恐れているが、
 本当は無意識の中で、
 愛することを恐れているのだ」


さてさて、どう感じました??



人間関係の中で最も難しいのが「愛」。


愛とは行動であり、
愛するには大きな勇気が必要である
ってことがわかりました。



おそらく、サウザーは恩師を
その手にかけてしまった後悔から、
苦痛や失望に耐えられなくなったんでしょうね。


そして、誰かを愛する勇気を
取り戻すことなく冷酷非情に走ってしまった。


大きな愛情を受けて育ったからこそ、
失ったものも大きかったんでしょう。



でも、最後には思い出しました。

苦痛や失望が愛のマイナス面ならば、
プラスの面である温もりを。


僕たちも、この温もりを胸に
勇気を持って愛するってことを
していきましょうね!



僕は妻から
「余計なことせんといてっ!」
って怒られても、

良かれと思うことは積極的に
行動に移していきます。


自己満足でもいいので、
貢献できるようにがんばります!



あなたは誰に、何をしますか?

ってことで、今日はおしまいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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