【WLBコラム】『【第6条】他の人に任せられないかを考えよ!』生き方改革vol18
WLBコラムをご覧いただき、誠にありがとうございます。
働き方改革をサポートするタイムマネジメントコーチの山本武史です。
今年から改めてスタートする
読書実践会『嫌われる勇気(岸見一郎著)』
(アドラー心理学を学び実践しよう会)
ですが、すでに満席となっております。
正直、これほど反響があるとは思いませんで・・・^^;
では、なぜこれほどまでに
皆さん、興味を持っているのでしょうか?
もちろん、参加してくれる方
それぞれの事情があると思います。
が、『個性』や『その人らしさ』などが
これまで以上に求められるようになってきているというのが
その理由なのではないかと思うのです。
というよりむしろ、
個性やらしさを出してもいいのだと思えるようになってきた
といったほうが正しいでしょうか。
他人と価値観が違っていても構わないし、
好きなことや得意なことが違っていても当然だし、
無理に他人と合わせる必要もないし・・・。
それは職場でも同じくです。
昨今、『働き方改革』として、
ワークライフバランスの実現や
そのための残業・休日出勤の削減、
利便性向上のためのIT化などがどんどん進められています。
しかし、
実はなかなか進んでいないのが現状です。
そんな企業や組織を見てきて・・・、
もっとも大切なことが
抜け落ちているのではないかと感じています。
それは何かと言いますと・・・、
『自分の存在意義の表現』です。
「わたしは何のために生きているのか?」
「わたしは自分の命を何に使いたいのか?」
「その結果として、誰にどんな貢献ができるのか?」
これらの問いに答えることもなく、
日々の仕事に当たっているのだとしたら・・・、
それは、仕事ではなく、作業です。
作業に夢中になれることもあるでしょうが、
多くの方は、それに意味を見いだせていません。
試しに、働く誰かに
「あなたの仕事は何ですか?
それは何のためにやっていますか?」
と訪ねてみてください。
おそらく、返ってくるのは、
作業の羅列と生活ためという理由でしょう。
しかし、その先に本当の幸せはありません。
プライベート(遊びや娯楽)で
幸せを感じているという方もいますが、
それは本当の幸せの何割かにしか過ぎません。
哲学者の三木清はこう言っています。
「娯楽というものは生活を楽しむことを知らなくなった人間が
その代わりに考え出したものである。
それは幸福に対する近代的な代用品である。
幸福について本当に考えることを知らない
近代人は娯楽について考える」
ここでいう「生活」は、「生きること」です。
つまり、生きること自体を楽しめない人が
娯楽に満足しているのだと指摘しているのです。
生きることには、
仕事ももちろん含まれます。
今、あなたは仕事を楽しめていますか?
もし答えが「No」なら、
ぜひ人生のタスクに立ち向かってみてください。
そうする中で、
自ずと本当の幸せが見えてくるはずです。
人生のタスクとは、
心理学者のアルフレッド・アドラーが提唱している
対人関係におけるタスクです。
それは3段階に分けられ、
・仕事のタスク
・交友のタスク
・愛のタスク
となっていて、これらに立ち向かうことで
本当の幸せを実感できるというのです。
さて、それらに立ち向かえと言われて、
一体何から始めれば良いのでしょうか?
立ち向かうとは、
先の「自分の存在意義の表現」を行いながら、
3段階においてそれぞれの人間関係を築いていくことです。
そのための第一歩として、
『嫌われる勇気(岸見一郎著)』の読書をオススメしています。
よかったら読んでみてくださいね!
今回はこの辺りで失礼します。
※読書実践会について、
「遠方で参加できない」「時間が合わない」と言った方もおられます。
そんな方のためにオンライン版も検討中です。
企画が固まり次第、お知らせしますのでチェックしておいてくださいね!