【WLBコラム】仕事で結果を出すためのメンタルの鍛え方
WLBコラムをご覧いただき、誠にありがとうございます。
働き方改革をサポートするタイムマネジメントコーチの山本武史です。
時間管理に関するお悩みの一つに、
「めんどくさいこと」への取り組みがあります。
どういうことかというと、
その「めんどくさいこと」をやらずに放置することで
関連する仕事やその後の仕事が進まない状態になってしまうのです。
また、「めんどくさいこと」が気がかりとなり、
頭の片隅にずっと居座ることで集中力とモチベーションが低下し、
作業効率が悪くなってしまいます。
ですので、結局早くやっつけてしまった方が
自分のためにもなるのです。
が、なかなかそれができないのが人間ってものです。
では、仕事で成果を上げている方は、
その「めんどくさいこと」にどう取り組んでいるのでしょうか?
結論から言うと、
1)他人に任せる
2)自分でやる
の、まず2択に振り分けます。
「他人に任せる」の方は、
適任者を見つければ自分より早く正確にこなしてくれます。
ただし、基本的には費用なり何らかの対価が必要です。
「自分でやる」の方はというと、
これがすんなりできたらお悩みにはならないわけで・・・、
普通にやろうとしても難しいですよね。
さて、こちらの方のやり方としては、
1)ゲーム性を持たせる
2)細かく裁断する
3)誰かに宣言して義務化する
の3つの方法があります。
1)は、例えば
「◯分以内に完了しよう!」とか
「ひと段落するごとに小さなご褒美を設ける」などです。
2)は、
「これくらいなら5分以内でできる」ってレベルまで
作業を細かく裁断して、少しずつ進めるやり方です。
ここまでは、自分で楽しめるように
あるいは負担感を感じないようにするための工夫です。
が、それすら面倒って場合もあると思います。
そうすると、「強制力」を使うのが手であり、
最も効果的なのは、3)なのです。
相手は誰でも結構です。
例えば、仕事の依頼主の方に、
「◯◯の仕事は△までに完了予定です」と宣言します。
そしてその締め切り日までに覚悟を決めて行うのです。
なんだかんだと言っても
僕たちは他人との約束を反故にすることは
心理的に大きな抵抗が伴います。
その力を逆に利用してしまえばいいってわけです。
ちなみに、話は少し変わりますが、
こんな実験結果もあります。
無料で飲めるコーヒーメーカーを
休憩時に使える談話室に置いておきます。
そこに、例えば「1杯100円」と張り紙をして、
善意で支払ってもらえるようにしておきます。
また、その近くに写真を飾ったのですが、
パターン1は、「花の写真」
パターン2は、「人の両目」
を交互に張り替えて一定期間観察したそうです。
その結果、パターン2の方がパターン1より
なんと、3倍もお金が入っていたそうです。
つまり、人の目の写真を貼っていた時の方が、
花の写真を貼っていた時よりも
明確な差を持って多く払われていたってことです。
この実験から言えることは、
「僕たちは常に人の目を気にしている」のです。
そう考えると、
直接のコミュニケーションを取ろうと取るまいと、
僕たちは誰かから何らかの影響を受けているのです。
であるならば、
その影響力を積極的に有効活用してしまえば
僕たち自身の成長にもつなげられます。
だからこそ、
「めんどくさいな」と思ったら、
誰かの影響力を借りてしまいましょう!
僕たちコーチの仕事の80%以上は
この「約束相手になること」なんじゃないかとも思っています。
それくらいクライアントさんからは、
「コーチに報告しなければいけないのでやり遂げられました」
って声をたくさん聞きます。
もちろん、僕たちコーチは、
クライアントさんを苦しめているわけではなく、、、^^;
モチベーションのタネを見つけたり、
一緒になって楽しめる仕掛けを考えたりもしますよ
モチベーションが上がらない仕事があるならば、
まずは、楽しめるように、負担感が減るように考え、
それでもダメなら
他人の力を借りて強制力を働かせましょう!
では、今回はこの辺りで失礼します。