未完了タスクが時間を奪っている!マルチタスクの罠から抜け出せ!
WLBコラムをご覧いただき、誠にありがとうございます。
働き方改革をサポートするタイムマネジメントコーチの山本武史です。
僕はプロのコーチとして、あるいは講師として独立して以来、
ずっと継続していることがあります。
それが
『良書を読んで実践する』ことです。
独立前にある方からこんな話を伺いました。
「読書は自分を高めるためにも、
ビジネスで成果を出すためにも必須である。
しかし、ただ読めば良いというものではない。
例えば、100冊の本を1回ずつ読むのと、
1冊の本を100回読むのでは、
後者の方が圧倒的に成果につながる。
『これぞ!』という本と出会いなさい。
そのために、たくさんの本を読みなさい」
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まぁ結局、
たくさんの本を読むことも大切って言われていますが・・・^^;
ですが、
もし『これぞ!』という本に出会ったならば、
本当に100回読んでみることをオススメします。
100回も読めば
ほとんど暗記できるレベルに達します。
その本の内容は
必ず実践できます。
実践すれば、
必ず何らかの結果を生み出します。
結果が出れば、検証でき、
次への糧とすることができます。
ですので、
『これぞ!』という本と出会ったならば、
100回読み込んでみてください。
ちなみに、僕が
『100回読みたい本ベスト3』を上げるとすれば
第1位:『7つの習慣』スティーブン・R・コヴィー著
第2位:『嫌われる勇気』&『幸せになる勇気』岸見一郎・古賀史健著
第3位:『フランクルに学ぶ』斉藤啓一著
これらの本は100回までは到達していませんが、
それぞれ20〜30回以上は読んでいます。
7つの習慣はオーディオブック(音声読み上げ)でも
何度となく聞き、体に染み込ませることをしてきました。
僕はコーチであり、講師でもあるので、
自己啓発系の本で占められていますが、
あなたはあなたに役立つ本を選べばいいと思います。
が、僕が憧れる諸先輩方や歴史上の偉人、
世界的な成功者の方々のお話を聞くと、
古典などの普遍的で人間的成長をテーマにしたものを
よく読まれているなと思います。
例えば
『論語』や『菜根譚』
『自助論』や『原因と結果の法則』など。
何を読めばいいか分からなければ、
オススメはこれら古典か自己啓発系の本です。
これらは応用が利きますのでね。
さて、では、
なぜ読書がタイムマネジメントに有効なのか?
それは、
『自分を成長させてくれるから』
です。
僕たちは時間を有効に使いたい時、
「手っ取り早く終わらせるためには?」
と考えがちですが、
それよりも、もっと大切なのは、
「何事も手っ取り早く終わらせる能力を身につけておくこと」
です。
で、『手っ取り早く終わらせる能力』は具体的にいうと、
『専門知識』と『専門スキル』です。
集計作業を効率化しようと思えば、
データ処理系の例えばエクセルやアクセスといった
PCソフトの知識とスキルが必要です。
料理を効率化しようと思えば、
料理そのものや素材についての知識とスキルが必要です。
何事も専門知識と専門スキルを身につけることで、
手っ取り早く終わらせられるようになるのです。
で、この専門知識やスキルを身につけることに関しては、
読書がとても有効なのです。
特に良書と呼ばれるような本は
読者が実践して『良い』と判断したものですので、
再現性も高く、
つまりあなたにも成果を出させてくれる可能性が高いのです。
とはいえ、
前半にお伝えしたように
1回読むだけでは成果にはつながりません。
何度も読み返して、実践して、
迷ったらまた読み返して・・・、
ということが成果をもたらしてくれるのです。
(いわゆる『経験値』です)
専門知識やスキルが身についてくれば、
時短にもつながります。
ですので、
ぜひ「読書タイム」をスケジュールに組み込んで欲しいのです。
あなたのタイムマネジメントが劇的に良くなりますよ!
しかも、読書は超格安でできる自己研鑽です。
本はせいぜい、1冊2〜3千円まで。
ほとんどの本が千円台で買えてしまいます。
図書館へ行けば
無料でいくらでも読めてしまいます。
時間を効率的に使いたいと思ったら、
その筋の本をたくさん読み、
その中で最も良いと思った本を
徹底的に読み込んでみてくださいね!
では、今回はこの辺りで失礼します。