【WLBコラム】『【第6条】他の人に任せられないかを考えよ!』生き方改革vol18
WLBコラムをご覧いただき、誠にありがとうございます。
働き方改革をサポートするタイムマネジメントコーチの山本武史です。
先日から『生き方改革』についてシリーズで記事を書いております。
前回、『【第1条】ゴールだけでなく、スタートも記入せよ!』で
締め切りギリギリストレスを解消する方法をお伝えしました。
さて、今回は
『【第2条】自分だけの時間も記入せよ!』
についてお伝えしていきたいと思います。
通常、僕たちが手帳に書き込んだり、
スケジューラーに入れたりする予定って、
『相手のあるもの』です。
その相手との約束を『忘れないため』に
書き込んだり入力したりするのが普通ですよね。
もちろん、忘れたり時間を間違えたりすると
相手に迷惑がかかりますので、絶対に避けたいものです。
が、忘れて迷惑をかけるのは、
本当に相手のあるものだけでしょうか?
いわゆる『いい人』は、
自分一人の作業や自分の時間を後回しにして、
誰かとの約束を入れたり、誰かに頼まれた仕事を
優先的に行ったりする方が多いです。
が、心身のリフレッシュを怠ったり、
スキルアップを怠ったり、自分の仕事をなおざりにして、
本当にいい仕事ができるのでしょうか?
何が言いたいのかと言われれば、
『相手がいようがいまいが、大切なことは大切にしよう』
ということです。
そのための優先順位のつけ方を
学んでいただいたはずです。
(優先順位のつけ方はこちらをご覧ください)
ですので、ぜひ、
『自分一人の作業も予定に入れておく』
これを忘れずに行ってください。
「なーんだ、そんなことか」と思われるかもしれませんが、
実は、これも前回の『着手日(スタート)を記入する』同様、
実践している人が意外と少ないのです。
あなたはどうですか?
相手のある仕事、つまり会議や訪問または来訪の予定だけ書き込んで、
自分の仕事は書き込んでないってことないですか??
なぜ、自分の仕事を書き込むのか?
それは、単純に、
「何」を「いつ」やるのかを明確にするためです。
締め切りや作業工程の進み具合に合わせて予定を組むと思いますが、
その結果をきちんと「手帳に書き込む」というアウトプットをして欲しいのです。
その結果、誰かに仕事を急に頼まれたとしても、
手帳を見て優先順位を決めて「受けるか否か」、
「受けるとしたら、いつやるのか」を決めやすくなります。
予定が空いて入れば(実際にやることがあっても手帳が空白なら同じです)、
そこに仕事を入れてしまいがちです。
これは、仕事を頼まれやすい人ほどやってしまうことです。
つまり、やるべきことのアウトプットとしてだけでなく、
予定をブロックするって意味も込めて、
一人の仕事も入れておくべきなのです。
とはいえ・・・、
自分の仕事のみを優先すればいいってことではありませんよ。
取引先や職場内のステークホルダー(利害関係者)との
信頼関係を崩してしまっては元も子もないですからね。
しかし、自分一人の作業と、頼まれた仕事との優先順位をつけやすくする、
そして、断るときにもきちんとした理由がある状態にするってことは大切です。
また、自分一人の仕事は、黙々と進めることも多く、
得てして充実感を感じにくいこともあります。
それを見える化して、例えば終わったものから順に消していくようにすれば、
「終わった」という完了感が得られ、次の仕事に気持ちよく取りかかれます。
で、これは仕事だけに限ったことではありません。
先に書いたような『心身のリフレッシュ』もそうですし、
自分の『スキルアップ』もそうです。
また、『買い出し』や『銀行に行く』など、
プライベートな予定も同様です。
プライベートな予定も「あ〜、また忘れた」とか
「なかなか時間が取れなくていけないなぁ」などと
気がかりとして残したままだと集中できませんよね?
ですので、きちんと『やるべきこと』として捉え、
予定に組み込んでおいてください。
今までやっていない方は「めんどうだな」と思うかもしれませんが、
仕事を頼まれやすい方、つい他の人との約束を優先して残業してしまう方は、
ぜひ実践してみてください。
ちなみに・・・、
これだけで、それ以前の残業時間の50%以上をカットした方もいます。
やってみる価値はあると思いますよ!
では、今回はこの辺りで失礼します。
次回は『【第3条】ゴールを想定して、『下ごしらえ』はまとめて行え!』
という内容をお伝えします。