【WLBコラム】『【第6条】他の人に任せられないかを考えよ!』生き方改革vol18
WLBコラムをご覧いただき、誠にありがとうございます。
働き方改革をサポートするタイムマネジメントコーチの山本武史です。
先日から『生き方改革』についてシリーズで記事を書いております。
前回は
『多くの人が勘違いしている「時間の大切さ」とは」
というテーマでお伝えしました。
どうでしょうか?
あなたは本当に時間を大切にしていますか?
さて、今回はタイムマネジメント的に注目すべき『時代の潮流』
3つのうちの一つ目をご紹介します
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人生100年時代の到来
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もうあちこちで言われていることですし、
【WLBコラム】なぜ、今、タイムマネジメントなのか?
でもご紹介している通りです。
すでに僕たちは、人生100年時代を目の前にしているのです。
ある調査では、
「2007年生まれのこどもたちのうちの約半数が
107歳を超えて生きる』
という結果も出ているそうです。
ちなみに、我が家には2008年生まれの双子がいるのですが、
確率的には、そのどちらかが107歳を超えるということですね^^;
さて、では人生100年時代に入ったからといって、
なぜタイムマネジメントの考え方が必要になるのでしょうか?
それは、
健康寿命と密接に関係しています。
長寿というと一般的にはおめでたいこととされていますが、
かたや、介護現場を見れば、必ずしもそうとも言い切れない現状があります。
施設での事件や事故、
自宅で介護している方の介護鬱など、
様々な問題が山積しています。
うちの場合、離れて暮らす90歳を超える祖母がいますが、
今もなお生活の全てを自分でできています。
そのような場合はまったく問題ありません。
が、例えば80歳から介護が必要になり、
100歳を超えて生きるとなると・・・、
つまり、20年以上介護が必要となった場合、
あなたはどう感じるでしょうか?
また逆に、あなたが介護される側になった場合、
どんな気持ちになるでしょうか?
また、自分の人生が長くなることで、
よろこばしいことも数多く経験できるでしょう。
例えば、孫のこどもたち(玄孫)に会え、
彼らと一緒に過ごせる時間は至福のひと時となるでしょう。
しかし、そんな時間も健康であってこそですし、
もし、彼らのプレゼントでもあげようと思うならば、
経済的余裕も必要となってきます。
経済的余裕が必要ならば、
年金制度だけに頼ってはいられません。
自力でなんとかする術を持つ必要があります。
稼ぎ続けるか、蓄えを持っておくか・・・。
さて、これらを考えた場合、
本当に今のままの過ごし方で、
理想的な高齢ライフが過ごせそうでしょうか?
もちろん、寿命を自分自身で決めることはできませんので、
いつ人生の幕が降りるかはわかりません。
が、だからと言って、
今を行き当たりばったりで生きるのも残念な気がします。
来るかどうかは確定していませんが、
もし仮に100歳を超えて生きることになったとしても
それを楽しめるように準備しながら過ごすことが大切ではないでしょうか。
例えば、諏訪中央病院名誉院長であり、
医師で作家の鎌田實先生はご講演の中でこうおっしゃっていました。
「人生100年時代を健康に生きるためには
『貯金より貯筋』が大切である。
運動は、血圧や血糖値を下げるだけでなく、
ガンや認知症のリスクも下げる可能性が高いので、
何かのついででいいので運動をしましょう」
また、自分の命についても考えることが大切で、
例えば大きな手術が必要となった時、
高度先進医療を受けるのか否かの選択は
元気なうちから決めておいて、
家族とも共有しておくことが大切だとも指摘しています。
きちんと自分の生き方を決めておくことは
ますます重要になってくるのではないでしょうか。
さて、人生100年時代を目の前にして、
今、あなたがするべきことは一体何なのでしょうか?
ぜひ、じっくりと考えてみてくださいね!
さて、今回はここまでとさせていただきます。
次回は『主体的な働き方改革が求められる』についてご紹介します。