【WLBコラム】集中力と忍耐力を高めるための時間の使い方
WLBコラムをご覧いただき誠にありがとうございます。
タイムマネジメントのプロ、山本武史でございます。
今日、1月17日は兵庫県出身の僕にとって特別な日です。
そう、あの阪神淡路大震災があった日です。
もう23年になるそうです。
ということは、今の新社会人の年代から下の方々は、
直接体験していない、いわば歴史上の出来事になっているのでしょうね。
当時のことを思い出すたびに心が痛みます。
が、そこから学んだことも多かったはず。
当時を偲ぶことも大切ですが、
前向きに進んでいきましょう!
さて、今日は「忙しくてできないっ!」を解消するための
アプローチをご紹介します!
実は、阪神淡路大震災や東日本大震災などの
いわば極限状態でも行われているものをヒントにしています。
日々、極限状態を迎えているわけではないでしょうから、
もっと余裕を持って時間を使えるよう、考えてみてくださいね!
ということで、一つ目。
震災や事故現場での緊急医療について
「トリアージ」という言葉を聞いたことはありませんか?
これは、
「患者の重症度に基づいて、治療の優先度を決定して選別を行うこと」
を言います。
つまり、医療を提供するにあたって、
患者に優先順位をつけているのです。
こういうと、人権無視のように思われる方もいるかもしれませんが、
少しでも多くの人に、また本当に必要とされる医療を提供するために、
大切な考え方なのです。
さて、これを別の角度から見ると・・・、
大惨事を目の当たりにして、
まさに手をこまねく現状を少しずつ解決していくために
真っ先にやるべきことが『優先順位づけ』ということになるわけです。
いつものやり方(来た患者から順に対応)が通用しない現状があり、
それを解決するのがトリアージです。
僕たちの「やりたいこと」や「やるべきこと」も
『いつものやり方が通用しない』と思った時には、
『優先順位』を見直してみることが必要ではないでしょうか?
「忙しくてできない」と手をこまねいているだけでは、
何も解決しませんよね?
それだけでなく、ストレスまで溜まってしまいます。
その「やりたいこと」や「やるべきこと」は
あなたにとって、どのくらい重要なことなのでしょうか?
あるいは、緊急度はどのくらい高いのでしょうか?
もし、喫緊の重要な課題なのだとしたら、
まさに「今」をつけなければいけません。
とはいえ、
「忙しくてできない」と言っているということは、
『重要だけれども緊急ではない何か』ということですよね?
時間管理のマトリクスでいうところの『第2領域』のタスクです。
(参考:『7つの習慣』スティーブン・R・コヴィー著)
第1領域(緊急かつ重要)や、第3領域(緊急だが重要でない)の事柄に
押されてしまい、つい、後回しになってしまいがちな領域です。
その現状を、つまり「忙しくてできない」を
「忙しくてもやるべきことをやる」に変えませんか?
もし変えたいと思うのであれば、
落ち着いて自分のやるべきことを書き出し、
優先順位のつけ方を見直してみてくださいね!
「本当は何がしたいのか?」
「本来やるべきことは何なのか?」
「それをすれば(しなければ)どうなるのか?」
いろんな角度から自分を見つめ直し、
優先順位を考えて行動してみてください。
もし、「優先順位がつけられない」とか、
「何を大切にすべきかわからない」と感じているならば、
一度、こちらのセミナーを検討してみてくださいね。
第3回WLBタイムマネジメント講座〜1週間の予定を組むワーク
では、今日はこの辺りで失礼します。
今日も良い1日にしてくださいね!