【WLBコラム】崩れない『スケジューリングのコツ』10連発!「vol.3:それ任せられないの?」

山本武史

山本武史

テーマ:時間管理術

こんにちは。
WLBコラムをご覧いただき、誠にありがとうございます。
タイムマネジメントのプロ、山本武史です。


さて、研修やコーチングで時間管理術について話していると、
「きちんとスケジュールを組んでも突発的な仕事が入って、結局、崩れてしまうんですよ」
といったご意見をよく聞きます。


そんな方のために、
『スケジューリングのコツ10カ条』をお伝えしています!
ぜひ続けてお読みくださいね。


今回が3回目になりますが、これまでの2つはいかがだったでしょうか?
実践してもらえていますか?

【崩れないスケジューリングの10カ条】
1)締切日だけでなく、着手日を記入する
2)自分一人の仕事時間も記入する

この二つだけでもかなり安定してスケジュールを遂行できると思いますよ!



さて、では、3つ目にいきたいと思います。


それは・・・、

『他人に任せられないか考える』


当たり前ですが、自分でしなくてよくなれば、
そのぶん時間は浮きます。


自分で抱え込むから時間がどんどんなくなるんですよね。



仕事は、

・自分にしかできないもの
・他人でもできるもの
・他人がすべきもの

といった風に3段階に分類することができます。



自分にしかできない仕事は優先順位を高く、
他人がすべきものはどんどん任せていきましょう。


で、「他人でもできるもの」の扱いが実は難しく、
ほとんどの「できるビジネスパーソン」はこれを抱えてしまいます。


しかし、本来「できるビジネスパーソン」ほど、
その人にしかできない仕事が多い、あるいは大きいはずです。


そこにしっかりと時間を割けるように、
他人でもできる仕事もどんどん任せていってほしいのです。


実は、その結果、仕事を頼んだ部下や後輩がどんどん成長し、
組織力が向上するといった良い意味での副産物が生まれます。



本来、仕事は『分業』から発しています。

なぜ、分業するかといえば、
自分の弱みを他人の強みで相殺するためです。


例えば、狩猟採集時代の仕事といえば、
食物を採ってくること。


足は速いが、道具作りの下手な狩人と、
足は遅いが、道具作りの上手な狩人がタッグを組んで、
足の速い狩人に良い道具を与えることで生産性を高める。

これが社会的な仕事の役割です。



ですので、仕事ではメンバーそれぞれの強みが生かされるべきなのです。

つまりは、
「いかにして、自分にしかできない仕事を徹底してやる環境を作るか?」

ということを考えていかなければならないのです。



それと、自分にしかできない仕事の中でも、
トレーニングさえすれば他人もできるようになる仕事がたくさんあります。


それもどんどん移譲していく必要があります。


時間を有効に使いたいなら、
自分だけでなく、周りも一緒に成長することを考えましょう。



そのために必要なトレーニングの時間は、
経費的な投資以上に大切な投資になると思いますよ!



特に、せっかく立てたスケジュールが崩れてしまう方は、
「他人に任せられないか?」を考え抜いて、
どんどん任せれる仕事を増やしていきましょう。

そして、実際に仕事を任せ、権限を移譲していきましょう。


その空いた時間で、
『あなたにしかできない新たな仕事』を生み出してください。


そうすることで、最小の時間で最大の効果を生み続ける組織に
近づいていくと思いますよ。


では、今回はこの辺で失礼します。


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