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吉田洋一
心身発達の心理士
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吉田洋一(心身発達の心理士)
一般社団法人JSTC
前回の最新の研究である「アストロサイト」に注目し、脳機能疾患の治療法の確立に期待したいと思います。 ただ待っているだけではなく、私たちにこれからもできることがあります。 「アストロサイト」の異...
前回の米国の研究チームであるソーク研究所の神経科学者のニコラ・アレン氏他は、アストロサイトはダウン症群やレット症候群、脆弱X症候群との関連でも知られていたが、どのように両者が関与しているのかはわか...
前回、最新の脳の研究から、グリア細胞のアストロサイトの機能不全が、神経発達症(発達障害)や精神疾患の症状を発していることがわかりました。と述べました。 神経発達症(発達障害)は、脳の機能障害です...
前回、グリア細胞について述べました。グリア細胞はニューロンとは異なり、電気的な活動がないとみられていましたが、最近の研究では、健康な脳機能の維持や脳の情報処理に重要な働きをしていることが明らかに...
今回も、脳のお話です。 脳内の細胞で大多数を占めるのは、神経細胞(ニューロン)ではなくグリア細胞(神経膠細胞)です。神経細胞(ニューロン)の10倍もの数のグリア細胞が、脳を空間的に支えたり、栄養を...
今回は、前回の続きをご紹介します。 前回、脳の神経栄養因子BDNFはシナプスの近くの貯蔵庫に蓄えられ、血流が盛んになると放出されます。その際に、体内の多くのホルモンが招集され、そのプロセスの手助けを...
今回は、前回の脳の神経伝達物質と同様にたいせつなものを紹介します。 それは、「因子」と総称されるたんぱく質群で、最も重要なものが脳由来神経栄養因子(BDNF)です。神経伝達物質は信号を伝えますが、BD...
今回は、脳のメッセンジャー役の物質たちです。この物質たちも「楽しい、心地よい運動」が重要に関わってきます。 脳は、さまざまなタイプの無数の細胞からできています。それらが数百種の化学物質を介して、...
脳を育てるとか脳をよくするとかよく耳に目にする言葉ですが、そのほとんどの理解は、「暗記力」や「知識」が豊富なことだと思っている方だと思います。 「暗記力」や「知識」だけで人間社会を生きていけるの...
これまで、脳からみた子どもの心身の発達を述べてきました。 子どもの心身の行動を促しているのは、心つまり脳です。脳が行動を派生させているのです。脳の神経回路は、環境の刺激によって変化します。環境の...
前回は、「楽しい、心地よい運動」は、「優越性追求の方向付け」であり、「生きる力」なのです。を紹介しました。 さて、また脳についてお話いたします。なぜ、私が脳について訪問の皆さまに紹介しているかで...
人間の本性についての重要な心理学的事実は、優越性と成功を追及するということです。この追及は、つまり劣等感と直接的に関係があります。自分が劣っていると感じているのでなければ、自分が現在の状況を越え...
前回は、「体育」は、体を育てるためにあるのであり、そのためには、心もからだを通してみようとすることが必要であることを解説しました。 また、これを裏付けるように、「体育」は、「身体の安全を達成する...
前回、アメリカの学校の体育の授業で「生きる力」をケアしている実例を紹介しました。 日本の学校での体育の授業の内容はわかりませんが、画期的な「体育」授業の提言をご紹介いたします。 前にご紹介しま...
前々回、「生きる力」、つまり子どもに有用な道を経験させることが、優越性の追求であり、その有用なものは「共同体感覚」であることを説明しました。そして、もちろん脳では「シナプスの可塑性」が働いている...
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