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その子の内側の体験の世界35

吉田洋一

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テーマ:子育て支援

「その子の内側の体験の世界」第35回目を解説します。
 キーワードは、「その子を知る」「その子にはたらきかける」「その子を見守る」です。
 また、今まで解説してきたことと重複するかもしれませんので、今までのコラムも再読していただければ幸いです。

「その子を知る」34
○主体的な能動的な体験~生きるための刺激
 幼児がしつけを受け入れるのは、口唇期に深められた養育者との性愛的な結びつきによります。きちんとオマルへうんこをすれば、親はまるでそれがすてきな「贈り物」かのように大喜びをしてくれます。それを自分の誇りと喜びとして幼児もトイレット・トレーニングにみずから励むことができます。
 同時に、今までは親から与えられる一方だった幼児にとって、これははじめて自分のほうから親に与える体験となり、ここから能動的な主体的な力が芽生えます。
 この能動的な主体的な力が芽生えると、今までは親から与えられる一方だった幼児にとって、はじめて自分のほうから親に与える体験となり、これを経験するにつれて能動性や主体性がしっかりと根づきはじめます。

 次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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