「楽しく、心地よい」身体運動と刺激が、脳をつくる3
子育ての皆様へ。
今までと全く着眼点が違う「子育て」論です。
今日は、その3回目です。
この寄稿文「子育てとは、脳を育てること」と「「楽しく、心地よい」身体運動と刺激が脳をつくる」は、「子育てとは」の共通テーマとなっています。
これらの寄稿は、随時行っています。
また、従前からのコラム掲載はこの「子育て」のために寄稿しております。
この「子育てとは、脳を育てること」と「「楽しく、心地よい」身体運動と刺激が脳をつくる」をご理解いただき、また従前のコラム掲載を再度ご覧いただきながら、子育ての一助にしていただけたら幸いです。
子育てとは脳を育てること。
つまり、脳を育てることが子育てなのです。
次に、6歳から14歳までに、知識や言語、知覚、情緒感、手先の器用さなどの細やかな動きの微細運動などができるようになります。勉強ができたり、スポーツが上手だったり、手先が器用だったり、言葉が滑らかだったりという脳機能のはたらきです。計算したり、読解したりする知能、相手に意志を伝える言語、五感を使って外界を認知する知覚、細やかな心の動き、指先の動きなどです。
これらはいずれもたいせつな能力ではありますが、これがなければ生存しないわけではありません。皆さんは脳というと「知能」や「知識」などのイメージが先行しますが、これらはあくまでも、あれば便利なものなのです。親からみれば、子どもに「知能」や「知識」の能力を伸ばしてあげたいと思われるかもしれませんが、実は研究によって、人間の基本的な動きを支える前述の「生きるために必要不可欠な身体機能を担う脳」が育っていなければ、「知能」や「知識」を司る脳がうまく育たないことがわかっています。
つまり、遅くても14歳ごろまでに、「生きるために必要不可欠な身体機能担う脳」という「生きる力」が育つ必要があります。
次回に続きます。