Mybestpro Members

吉田洋一プロはIBC岩手放送が厳正なる審査をした登録専門家です

その子の内側の体験の世界22

吉田洋一

吉田洋一

テーマ:子育て支援

「その子の内側の体験の世界」第22回目を解説します。
 キーワードは、「その子を知る」「その子にはたらきかける」「その子を見守る」です。
 また、今まで解説してきたことと重複するかもしれませんので、今までのコラムも再読していただければ幸いです。

「その子を知る」21
○2前操作期
 社会的な言語が習得され、意味や約束によってものごとをとらえる概念的な思考が可能となり、認識的な力、本格的な「知性」がはたらきはじめる段階が、ほぼ幼児期です。
 ピアジェは、この時期はあることがらを別のことがらで表す「象徴機能」(積み木を自動車や電車に見立てて遊ぶことなど)があらわれるとして、これが言語獲得を推し進める大きな力となると考えました。そこに歩いている四本足のニャアと鳴くネコを「ニャーニャ」「ネコ」という言語で象徴します。
 まだ、この幼児段階での知性は、感覚運動期のなごりで認知的な感覚知覚に頼った論理以前の「直感」になりやすいのです。そのため、丸めた粘土塊を長く引き伸ばすと量が増えたとか深いコップの水を広くて浅い皿に移すと量が減ったなどと考えます。

 次回に続きます。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

吉田洋一プロはIBC岩手放送が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

テニスを通じて子どもの心身発達を支援するプロ

吉田洋一プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼