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吉田洋一プロはIBC岩手放送が厳正なる審査をした登録専門家です

小学生の発達の症状の特徴142(最終回)

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は142回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
 これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
 「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
 また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。

28 いつも同じことをする
<具体例>
 いつも同じことをずっと続けています。
 手をたたく、何かをたたく、手を揺らす、身体を揺らす、手をひらひらさせる、同じ引き出しをずっと開け閉めする、電気のスイッチをずっとオンとオフ。
 このように何か特別な意味があるわけでもないのに、同じ行動をずっと続けています。
 これは情動行動という発達障害児の特徴です。

<改善策>
 その子は、同じ行動を繰り返すことで気持ちが落ち着きます。
 無理にその情動行動を止めると、強い不安を感じてしまいます。
 危害を起こさない、起きないのであれば、そっと見守りましょう。

 以上、28のタイトルで「小学生の発達の症状の特徴」を解説してきました。
 皆様のご参考になれば幸いです。

  次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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