幼児の発達の症状の特徴26
小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は142回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。
28 いつも同じことをする
<具体例>
いつも同じことをずっと続けています。
手をたたく、何かをたたく、手を揺らす、身体を揺らす、手をひらひらさせる、同じ引き出しをずっと開け閉めする、電気のスイッチをずっとオンとオフ。
このように何か特別な意味があるわけでもないのに、同じ行動をずっと続けています。
これは情動行動という発達障害児の特徴です。
<改善策>
その子は、同じ行動を繰り返すことで気持ちが落ち着きます。
無理にその情動行動を止めると、強い不安を感じてしまいます。
危害を起こさない、起きないのであれば、そっと見守りましょう。
以上、28のタイトルで「小学生の発達の症状の特徴」を解説してきました。
皆様のご参考になれば幸いです。
次回に続きます。