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小学生の発達の症状の特徴135

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は135回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
 これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
 「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
 また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。

27 触れる感覚が過敏、衣服のこだわりが強い
<具体例>
○触れる感覚が過敏です
 触れる感覚が過敏で、身につけることや触れやれること、いろんなことを嫌がります。
 身につけるものを嫌がったり、いつも同じ服ばかり着たがる特徴の子がいます。
 ・帽子をかぶるのを嫌がる
 ・帽子のあごひもを嫌がる
 ・靴下を履くのを嫌がる
 ・マフラーやタートルネックなど首に巻くのを嫌がる
 ・袖口がしまった服を嫌がる
 ・服の腕まくりを嫌がる
 ・服の縫い目やタグを嫌がる
 ・服など着るものの材質にこだわる
 ・いつも、同じ服ばかり着る

 気温や季節に合わせた服装ができない子もいます。
 どんなに寒くても半袖半ズボンだったり、暑くって汗をかいていても長袖を着る子もいます。
 身だしなみに関することを嫌がる特徴の子もいます。
 ・歯磨きを嫌がる
 ・爪切りを嫌がる
 ・耳かきを嫌がる
 ・身体を洗うのを嫌がる
 ・鼻をかむのを嫌がる

  次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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