幼児の発達の症状の特徴20
小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は115回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。
23 数字や駅名を暗記。モノや手順に強くこだわる
<その原因は>
暗記できるのは記憶力がいいことです。
執着するのは、こだわりが強く判断力が弱いのです。
興味を持った好きなことを覚えているのは、記憶力や暗記力が優れています。
手順に執着するのは、こだわりが強く、状況によって変化に対応する判断力が弱いのです。
<いいところを伸ばそう>
その子は、他人が驚くくらい暗記して、天才少年や天才少女と呼ばれることもあります。
・数学者のアイザック・ニュートン
・物理学者のアルバート・アインシュタイン
・発明家のトーマス・エジソン
こんな歴史的な偉人も発達障害だったそうです。
次回に続きます。