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小学生の発達の症状の特徴101

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は101回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
 これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
 「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
 また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。

21 思ったことを何でも言う
<改善方法の具体例>
○他人の話を聞かせる工夫をする
 親子で会話をするときには、その子に他人(ひと)の話を聞く姿勢を身につけさせましょう。
 話すときは相手を見て話す。
 話している途中で相手の反応を確認する。
 聞くときは相手の言ったことにうなずく。
 まずは親子の会話の中で親が模範になるように、正しい会話の姿勢を意識しましょう。

2 学校での配慮
 障害のことを先生に伝え支援をお願いしましょう。
 相手が嫌がる発言で人を気つけてしまうことがあります。
 なるべく、お友達とトラブルにならないように先生には事前にその子の特徴を説明しておきましょう。
 相手が嫌がることを言っても、その子には悪気がないことや相手の気持ちが理解できないことを先生からのフォローをお願いしましょう。

  次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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