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小学生の発達の症状の特徴87

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

 小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は87回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
 これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
 「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
 また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。


16 運動、体育、スポーツが苦手
<改善方法の具体例>
「運動や体育の練習のために家庭で行うこと」
○簡単なことから始める
 縄跳びは縄を回すことと縄を跳ぶことを組み合わせた運動です。
 運動が苦手なその子に、いきなり縄跳びの練習をさせてもできるようにはなりません。
 縄跳びが苦手な場合は、まず縄を回すことから始めましょう。
 そして、次に縄を持たずに一定のリズムで跳ぶだけの練習をしましょう。
 それができたら、縄跳びの練習をしましょう。
 ドッジボールの練習では。まずボールを転がすことから始めます。
 親子でボールを転がして、転がしたボールを受け止めます。
 ボールではなく風船を使うと、風船はボールよりスピードが遅いので、風船で受け止めの練習をすると比較的簡単にできるようになります。
 できないことを無理やりさせずに、簡単なことに置き換えて楽しく練習をさせましょう。

  次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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