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小学生の発達の症状の特徴78

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

 小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は78回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
 これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
 「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
 また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。


15 極端に不器用です。工作が苦手です。絵が下手です。
<具体例>
〇工作が苦手です。絵が下手です。
 手先が不器用で、工作がまともにできないくらいに苦手です。
 絵がぐちゃぐちゃで、何を描いているのかわからないのです。
 人の顔の絵では、
 ・目より鼻が上にあります
 ・顔の輪郭から目や口がはみ出します

<うちの子の場合は>
 とにかく不器用で、図画工作がだめです。
 とにかく極端に不器用です。
 不器用だと学校でみんなと同じことができません。困ることがたくさんあります。
 練習をしてもできるようになりません。
 この不器用さは自分の思っている通りにできないので、本人もイライラして辛そうです。
 見ていてかわいそうですが、どうしようもありません。
 それと工作ができずに絵が下手です。
 ピカソの絵を描いているようです。
 それでも、図工の授業がだめでも学校生活でそんなに困ることはないので、あまり気にしていないようです。

  次回に続きます。
  (明日(8/12)はイベントのためにコラム掲載をお休みします。)

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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