幼児の発達の症状の特徴45
小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は78回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。
15 極端に不器用です。工作が苦手です。絵が下手です。
<具体例>
〇工作が苦手です。絵が下手です。
手先が不器用で、工作がまともにできないくらいに苦手です。
絵がぐちゃぐちゃで、何を描いているのかわからないのです。
人の顔の絵では、
・目より鼻が上にあります
・顔の輪郭から目や口がはみ出します
<うちの子の場合は>
とにかく不器用で、図画工作がだめです。
とにかく極端に不器用です。
不器用だと学校でみんなと同じことができません。困ることがたくさんあります。
練習をしてもできるようになりません。
この不器用さは自分の思っている通りにできないので、本人もイライラして辛そうです。
見ていてかわいそうですが、どうしようもありません。
それと工作ができずに絵が下手です。
ピカソの絵を描いているようです。
それでも、図工の授業がだめでも学校生活でそんなに困ることはないので、あまり気にしていないようです。
次回に続きます。
(明日(8/12)はイベントのためにコラム掲載をお休みします。)