幼児の発達の症状の特徴32
小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は74回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。
14 国語の音読ができない
<改善方法の具体例>
「うまく音読ができるように家庭でおこなうこと」
〇本の読み聞かせ
音読が苦手な子には本の読み聞かせをしてあげましょう。
音読が苦手な子は文字や言葉への興味が少なくなります。
まず、親が本の読み聞かせをします。
本や文字、言葉への興味を持たせるようにしましょう。
子どもに音読をやらせるには、親が音読や読み聞かせをやってみせるのが、一番効果的です。
〇行間に線を引きます
行と行の間に線を引いて、読んでいる行をわかりやすくしましょう。
一行おきに蛍光ペンで色を塗るのも効果があります。
読んでいる行がわからなくなる子には、この方法が効果的です。
次回に続きます。