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小学生の発達の症状の特徴54

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

 小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は54回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
 これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
 「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
 また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。

10 空気が読めない、他人(ひと)の気持ちがわからない。
(続き)
<ダメな例>
○他人の気持ちを考えろと叱る
 「人の気持ちを考えろ!」こう叱っても効果はありません。
 その子は、他人の気持ちを考えられないから困っているのです。
 「お友達が悲しんでいるよ」と相手がどう思っているのかを言葉で伝えるようにしましょう。

○なぜ?どうして?そんなことを言うの?
 「なぜ」「どうして?そんなことを言うの」その子になぜと非難しても、その子には理解できません。
 他人の気持ちを考えることが最も苦手なのです。その子には悪気はないのです。
 「お友達が怒っちゃたから謝ろうね」と相手がどう思ったか教えてあげましょう。
 (10終わり)

 次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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