幼児の発達の症状の特徴14
小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は39回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。
7 物忘れが多い。なんでも忘れる。
(続き)
○プリントは全部プリント入れに入れる
プリント入れを作って、学校でもらったプリントを全部入れます。
プリント入れは、クリアファイルやファスナー付きの透明なバッグを利用します。
学校でプリントをもらったら、すぐにプリント入れに入れるようにさせます。
学校から配布されるプリントには、保護者への重要な連絡が書かれていることがあります。
プリントをなくさない工夫をすれば忘れ物が減らせます。
○忘れ物がなかったらほめる
忘れ物がなかったらほめてあげましょう。
忘れ物をした時だけ叱っても逆効果です。
忘れ物がなかった時に、ほめるようにしましょう。
子どもはほめられて成長します。
その子もほめられて自信がつき、成長していきます。
次回に続きます。