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小学生の発達の症状の特徴39

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

 小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は39回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
 これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
 「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
 また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。

7 物忘れが多い。なんでも忘れる。
(続き)
○プリントは全部プリント入れに入れる
 プリント入れを作って、学校でもらったプリントを全部入れます。
 プリント入れは、クリアファイルやファスナー付きの透明なバッグを利用します。
 学校でプリントをもらったら、すぐにプリント入れに入れるようにさせます。
 学校から配布されるプリントには、保護者への重要な連絡が書かれていることがあります。
 プリントをなくさない工夫をすれば忘れ物が減らせます。

○忘れ物がなかったらほめる
 忘れ物がなかったらほめてあげましょう。
 忘れ物をした時だけ叱っても逆効果です。
 忘れ物がなかった時に、ほめるようにしましょう。
 子どもはほめられて成長します。
 その子もほめられて自信がつき、成長していきます。

 次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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