マイベストプロ岩手
吉田洋一

テニスを通じて子どもの心身発達を支援するプロ

吉田洋一(よしだよういち) / 心身発達の心理士

一般社団法人JSTC

コラム

小学生の発達の症状の特徴34

2024年6月19日

テーマ:子育てをめぐる問題

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

 小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は34回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
 これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
 「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
 また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。

6 会話の理解力がない。変なおしゃべりをする。
(続き)
○答えを誘導してもらう
 授業中に上手く答えられなかったときは、先生に答えを誘導してもらいましょう。
 その子は時間をかけてもなかなか答えができません。
 答えられないと感じたら、すぐにヒントを出したりして、答えを誘導してもらいましょう。

○質問は短く
 長い質問は理解できません。質問は短く端的に、答えやすい質問をしてもらいましょう。

○静かにする合図をきめる
 人差し指を立てて口に当てます。「しっ」のポーズです。これでクラス全員が静かに先生を見ます。
 このようなルールを決めましょう。サインは「静かに!」と書いたプラカードでもなんでもかまいません。
 クラス全員が静かにする合図を先生に決めてもらいましょう。
 その子も先生からの合図でクラス全員が静かになると、今は自分も静かにしなきゃと理解しやすくなります。

○勝手な発言を認めない
 一方的にしゃべるこの場合には、授業中に勝手に発言させず、必ず手をあげさせます。
 その子が手を上げたら、発言させてもらえると理解させるようにします。
 その子だからと特別扱いして、授業中に勝手な不規則発言を認めないようにしましょう。
 その子以外の子は、特別扱いをずるいと感じます。また、その子にとっても勝手に発言して認められると、改善する機会がなくなりいいことがありません。
 授業中の勝手な発言には、「手をあげてから」と毅然とした対応をしてもらいましょう。

 次回に続きます。

この記事を書いたプロ

吉田洋一

テニスを通じて子どもの心身発達を支援するプロ

吉田洋一(一般社団法人JSTC)

Share

関連するコラム

吉田洋一プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
090-2790-5389

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

吉田洋一

一般社団法人JSTC

担当吉田洋一(よしだよういち)

地図・アクセス

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ岩手
  3. 岩手のスクール・習い事
  4. 岩手のスクール・スポーツその他
  5. 吉田洋一
  6. コラム一覧
  7. 小学生の発達の症状の特徴34

© My Best Pro