幼児の発達の症状の特徴36
小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は32回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。
6 会話の理解力がない。変なおしゃべりをする。
(続き)
5 相手の顔を見て会話をさせる
家庭で会話をするときに、必ず相手の顔を見て話させましょう。
その子は相手のことを考えずに、しゃべってしまう特徴があります。
まず相手の顔をしっかり見て会話をさせる訓練をしましょう。
話す相手を見ることは、会話のマナーでもあります。
しっかりと習慣づけましょう。
6 おしゃべり禁止タイムをつくる
一方的にしゃべってしまう子は、家庭で好き勝手に発言できないおしゃべり禁止タイムをつくりましょう。
「今は静かに聞いてね」と子どもに伝えて、両親二人で会話をします。その途中で会話に割り込んできたら、「今は聞いてね」と静かに二人の会話を聞く訓練をしましょう。
兄弟がいる場合は、親と別の兄弟の会話を静かにその子に聞かせましょう。一方的に話すことを我慢する訓練になります。
次回に続きます。