小学生の発達の症状の特徴121
小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は28回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。
6 会話の理解力がない。変なおしゃべりをする。
(続き)
<困ることは>
会話の理解力がなく、先生やお友達を驚かせます。
変なおしゃべりをするので、先生やお友達に迷惑をかけます。
学校での集団生活では会話が重要です。
会話がうまくできないと学校でお友達と仲良くなれません。
自分の考えを他の人に伝えられないので、泣き出すこともあります。
ずーっと一方的にしゃべり続けると、聞いている相手は困ってしまいます。
会話ができない、会話が一方的、これは学校生活で仲間外れの原因になることもあります。
次回に続きます。