幼児の発達の症状の特徴58
小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は22回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。
5 かんしゃくが強い。パニックになる。
(続き)
<困ることは>
学校でもお友達とケンカしたり、先生に叱られたりとかんしゃくを起こしてしまします。
かんしゃく、パニックになるといろんな問題行動を起こして、とにかく手に負えない状態になりおさまりません。
○かんしゃくのパニックの問題行動
・泣き出す
・大声を出す
・暴れだす
・手や足を激しく動かす
・寝転がる
・過呼吸になる
・壁に自分の頭をぶつける
・壁に体当たりをする
・物を投げる
・物を壊す
学校でかんしゃくやパニックになると、学級のお友達は驚きます。また、友達に迷惑をかけるだけでなく、ケガをさせたり危険が及ぶこともあります。
外出先でも、かんしゃく、パニックになると周囲の人に迷惑がかかるため困ってしまいます。
次回に続きます。