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幼児の発達の症状の特徴59

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

 3歳から6歳児の幼児における発達の症状の特徴の59回目を解説します。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているから即発達障害だということではありません。経過観察も必要ですし、年齢が上がるほどその特徴がなくなることが大半です。
 また、皆さんが誤解していることがありますので、再度申し上げます。
 発達障害は発達の異常ではありません。発達の定型(平均)からのずれ(order)が生じているだけなのです。

17 手をつながない。触れると感覚が過敏。抱きしめると嫌がる。
(続き)
<抱きしめると嫌がる>
 抱きしめると嫌がります。
 抱っこする、ハグする、ギュッと抱きしめる、こんなことを嫌がる特徴があります。
 手をつなぐと嫌がるのと同じで、身体の神経が過敏で抱きしめるだけで、強い痛みを感じるのが、この特徴の原因です。
 抱きしめたり、抱っこしたり、ハグしたりすることは、親子の愛情表現なのですが、神経が過敏な特徴のある子だと、とても強い圧迫感を感じてしまいます。
 耳かきを嫌がる、お風呂で身体を擦るのを嫌がる、感覚過敏な子にはこんな特徴もあります。
 その子は母親とふれあって抱きしめられることが嫌いなわけではありません。ただ、身体の神経が過敏で痛みや苦しさを感じてしまうだけなのです。

<うちの子の場合は>
 うちの子は、抱きしめることは嫌がりませんでした。
 うちの子は、感覚過敏の特徴はありましたが、抱きしめる程度は大丈夫でした。
 (17終わり)

 次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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