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幼児の発達の症状の特徴55

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

 3歳から6歳児の幼児における発達の症状の特徴の55回目を解説します。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているから即発達障害だということではありません。経過観察も必要ですし、年齢が上がるほどその特徴がなくなることが大半です。
 また、皆さんが誤解していることがありますので、再度申し上げます。
 発達障害は発達の異常ではありません。発達の定型(平均)からのずれ(order)が生じているだけなのです。

16 いつまでもやめない。切り替えできない。
(続き)
 <改善方法>
「行動を切り替えるため、家庭でやれること」
 ○音楽をかける
 食事の時間になったら、音楽をかけて時間を知らせ、片付けをさせます。寝る時間になったら音楽で知らせて、歯磨きなど寝る準備をさせます。
 その子には行動の切り替えに音楽は効果がります。スマホのアラーム機能を使い、毎日決まった時間に音楽を流すと規則正しい生活リズムができます。 
 行動の切り替えと規則正しい生活は一石二鳥の効果があります。
 ○次の行動を約束しておく
 「今から本読みして、その次は食事だよ」
 「今から食事をして、食べ終わったら次は歯磨きだよ」
 何かをするときに、次の行動の約束をしておきましょう。
 あらかじめ次の行動を知っておくことで、行動の切り替えが苦手なその子でも気持ちの準備ができます。

  次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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