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幼児の発達の症状の特徴53

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

 3歳から6歳児の幼児における発達の症状の特徴の53回目を解説します。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているから即発達障害だということではありません。経過観察も必要ですし、年齢が上がるほどその特徴がなくなることが大半です。
 また、皆さんが誤解していることがありますので、再度申し上げます。
 発達障害は発達の異常ではありません。発達の定型(平均)からのずれ(order)が生じているだけなのです。

16 いつまでもやめない。切り替えできない。
 自分がやっていることに夢中になって、いつまでもやめずに行動の切り替えができません。
 中断するように言っても途中でやめません。

<具体例>
○いつまでもやめない。切り替えできない。
 自分がやっていることをいつまでもやめません。
 一つのことに夢中になると、次のことに切り替えできず、いつまでもやめられません。
 おもちゃで遊んでたり、絵を描いていたり、本を読んでいたりしているときに、ごはんなので中断するように言っても途中でやめません。
 母親や幼稚園の先生、周囲の人が言っても聞こえていないように、ずっと同じことを続けてしまいます。
 始めたこと今やっていることを途中でやめることができずに、無理やりやめさせようとするとイライラしたり泣き出したりします。
 集中力があるように見えますが、またいいことのように感じられますが、度を越えた行動になっています。

<うちの子の場合は>
 うちの子も、自分の世界に入ってしまい、切り替えが苦手です。
 うちの子の場合も、私の言うことが聞こえていないのかな?って感じることが多くありました。大きな声で叱るとビクっとして言うことを聞くのですが、反応が鈍いように感じます。やっていることをいつまでもやめないのは困ります。

  次回に続きます。

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専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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