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幼児の発達の症状の特徴48

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

 3歳から6歳児の幼児における発達の症状の特徴の48回目を解説します。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているから即発達障害だということではありません。経過観察も必要ですし、年齢が上がるほどその特徴がなくなることが大半です。
 また、皆さんが誤解していることがありますので、再度申し上げます。
 発達障害は発達の異常ではありません。発達の定型(平均)からのずれ(order)が生じているだけなのです。

14 変化が嫌い
 変化が嫌いで、いつもと違うと不安になります。
 初めて来る場所を怖がります。動物園や遊園地、ショッピングセンター、公園など初めての場所だと怖がって歩こうとしません。普段と違うところに来ると、喋らなくなってすぐに帰りたくなります。その子は、変化が嫌いで普段と違うことを嫌がる特徴があります。
 部屋の模様替えや物を置く場所を変えて気分転換しようとしたり、いつもと違う道を通ることなどをするとその子は嫌がります。ちょっとした変化で、泣いたり大声を出したり、パニックになるときがあります。

<うちの子は>
 うちの子は、幼稚園の頃普段と違う道を通ったら「どこに行くの?どこに行くの?」と繰り返し聞いてきました。泣いたり、大声を出すことはありませんが、不安になってるんだなと感じました。年齢とともにちょっとした変化で不安になるこの特徴は少なくなってきました。
 (14終わり)

 次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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