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幼児の発達の症状の特徴35

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

 3歳から6歳児の幼児における発達の症状の特徴の35回目を解説します。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているから即発達障害だということではありません。経過観察も必要ですし、年齢が上がるほどその特徴がなくなることが大半です。
 また、皆さんが誤解していることがありますので、再度申し上げます。
 発達障害は発達の異常ではありません。発達の定型(平均)からのずれ(order)が生じているだけなのです。

11 いつも同じことをする。常同行動、自己刺激行動
 いつも同じ変な行動を繰り返します。発達障害児の特徴の一つです。
 意味のないことをいつも繰り返します。いつも同じことをします。同じことを意味もなく繰り返すことを、常同行動とか自己刺激行動といいます。

<具体例>
 意味のないことをいつも繰り返します。いつも同じことをします。同じことを意味もなく繰り返すことを、常同行動とか自己刺激行動といいます。発達障害児の子はこの常同行動を繰り返す特徴があります。
 ・扉を開けたり、閉めたりを繰り返す
 ・同じ引き出しをずっと開け閉めする
 ・くるくる回ることを繰り返しする
 ・テレビを見ながら、ずっと飛び跳ねている
 ・手をひらひらと繰り返す
 ・手を叩く
 ・同じもののにおいをいつも嗅いでいる
 ・同じものをずっと振り回す
 ・砂をハラハラ落とすことを繰り返す
 ・水を出しっぱなしにしてずっと眺めている
 このように意味不明なことをいつもずっと繰り返しています。
 このような行為を無理やりやめさせようとするとその子は不安になってしまいます。

  次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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