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幼児の発達の症状の特徴27

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

 3歳から6歳児の幼児における発達の症状の特徴の27回目を解説します。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているから即発達障害だということではありません。経過観察も必要ですし、年齢が上がるほどその特徴がなくなることが大半です。
 また、皆さんが誤解していることがありますので、再度申し上げます。
 発達障害は発達の異常ではありません。発達の定型(平均)からのずれ(order)が生じているだけなのです。

8 人と目を合わせない。名前を呼んでも振り向かない。指差しをしない。
(続き)

<名前を呼んでも振り向かない 具体例>
 名前を呼んでも振り返ることが少ないことも発達障害児の特徴です。
 周囲の人に自分の気持ちや関心が向きにくいということも同様です。
 発達障害児は、乳児期を過ぎて幼児になっても名前を呼ばれても振り返らないという特徴があります。
赤ちゃんの頃、名前を呼んでも振り向かないのは、自分の名前を理解できていないことがあります。
幼児になって自分の名前はもう自覚しているのですが、発達障害の子は注意力が弱いのか何かに集中しすぎて、聞こえてないのかな?気が付かないのか自分の名前を呼ばれても応答を示さない特徴があります。

<うちの子は>
 ぼうーっとして名前を呼んでも反応がなく、大声で呼ぶまで気が付かないことがありました。
 うちの子も名前を呼んでも振り向かない特徴があります。ぼうーっとして名前を呼んでも反応がなく、大声で呼ぶまで気が付かないことがあります。
 周囲のことに無関心で注意力が弱いって感じています。この名前を呼んでも振り向かない特徴は、年齢が上がっても改善されないことが多いみたいで、うちの子も幼児の頃から改善されず困っています。

 次回に続きます。

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専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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