小学生の発達の症状の特徴14
3歳から6歳児の幼児における発達の症状の特徴の22回目を解説します。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているから即発達障害だということではありません。経過観察も必要ですし、年齢が上がるほどその特徴がなくなることが大半です。
また、皆さんが誤解していることがありますので、再度申し上げます。
発達障害は発達の異常ではありません。発達の定型(平均)からのずれ(order)が生じているだけなのです。
6 幼稚園行事を嫌がる
幼稚園の運動会やお遊戯会などの行事を嫌がって参加できない。これも発達障害児の特徴です。この幼稚園や保育園の行事を嫌がる特徴は、いつもと違う状況の変化に対応できないのが原因です。
<具体例>
幼稚園行事を嫌がる
・運動会
・発表会
・バス遠足
・園外へのお散歩
・お泊り保育
・保護者が大勢集まるイベント
こんな幼稚園行事を嫌がって参加しない子がいます。無理に参加させようとすると、パニックになることもあります。
普段の幼稚園生活と違う行事に、強い抵抗を示す特徴があります。また、行事があると喜びすぎて、はしゃぎすぎになってしまう子もいます。
<うちの子は>
・うちの子は幼稚園の頃からそれなりに行事は楽しめるほうでした。が、運動会などで大きな音がするのは苦手で嫌が っていました。幼稚園行事以外でも大きな音は苦手です。
・うちの子は人混みが苦手なので、保護者がたくさん集まるイベントでは、落ち着きがなくなり、キョロキョロ不安そうになっていました。
次回に続きます。