小学生の発達の症状の特徴2
子育てをしていて、気になることが多々あると思います。少し気になることやわが子はどうなんだろうと不安な方がいらっしゃると思います。そのような方へ、5回目のアドバイスです。
「5歳から5歳半にみられる発達のチェック項目」
令和5年度から、5歳児健診が市町村で受けられることになりました。健診の内容は、発達障害など心身の異常の早期発見(精神発達の状況、言語発達の遅れ等)、育児上問題となる事項などです。
それぞれの子の発達の状態をよりしっかり確認でます。発達障害の可能性があれば、療育施設や専門の医療機関による支援につなげることもできます。
発達障害は子どもが小学校に入学後、行動やコミュニケーションの問題が顕在化することで気づくケースも多いのですが、5歳児健診のタイミングでコミュニケーションの問題や、発達障害が疑われれば、就学までの1年間に療育などを受けて小学校入学の準備が可能になります。
<生活や社会性の問題>
・他者との接触を好まず、目も合わない
・感情が不安定である
・同年代の子どもと接触も嫌がる
・予定の変更があると不安になる
・ルールなど常識的な振る舞いが身につきにくい
・ぼーっとして動かなくなる時がある
・集団行動が不得意
・自らを抑えることができない
・大きな声に敏感
・不器用で、道具をうまく使えなかったりする
・食事の際に、フォークやお箸がうまく使えない
・特に興味があることは追求していく
・やたらときれい好きなところがある
<運動能力の問題>
・転んだり、つまずいたりすることが多い
・バランス感覚が悪い
・運動が苦手で他の子ができることができない
<言語力の問題>
・独り言が多い
・うまく意思の疎通ができない
・単語を連続して話すだけで言葉に助詞がない
<記憶力の問題>
・興味のあることは覚えるのが早い
・数字などの一部のことについて記憶力が優れている
次回に続きます。