乳児の発達の症状の特徴2
子育てをしていて、気になることが多々あると思います。少し気になることやわが子はどうなんだろうと不安な方がいらっしゃると思います。そのような方へのアドバイスです。
発達障害は生まれつきのものですが、それに気づくタイミングは人によってバラバラです。大人になってから自分で気づく人もいれば、幼少期に親が気づいてくれる場合もあります。
より早い段階で親が発達障害であると理解していれば、自分が他者とどこが違って、自分だけがうまくできないなどといったことに理由がつき、必要以上に悩むことも少なくなります。
発達障害にも様々な種類がありますが、幼少期に特徴がみられるものとしては、落ち着きのなさがみられるADHD、アスペルガー症候群とも呼ばれるコミュニケーション能力の支障に当てはまるものが多いのです。また、各時期にみられる傾向が違うものがみられることもあります。
「1歳から1歳半にみられる発達のチェック項目」
1歳から幼児期に入り、様々な能力が発達してきますが、その分、子どもによる発達の差がみえてくるようになります。しかし、発達が遅れていた子どもが、後々あっという間に発達が進んで何の問題もなくなるといったこともあるので、この時期の発達の遅れがそのまま発達障害につながるものではありません。また、1歳半になると健診が行われるので、それも発達の目安になります。
<生活や社会性の問題>
・他者にあまり関心を持たず、自分の世界に引きこもった行動をする
・他者との接触を好まず、目も合わない
・一人遊びばかりする
・他者の行動を真似しない
・指差しをしない
・寝返り等の行動に落ち着きがない
・異様に強いこだわりをもつ、食べ物の好き嫌いが激しい
<言語力の問題>
・言葉の発達が遅い
・意味のある言葉を話さない
<1歳半健康診査>
満1歳半の子どもを対象に行われ、子どもの健康のほか、発達についても調べます。
確実に発達障害であるかどうかわかるわけではありませんが、発達に問題がないほうなのか、それとも遅れているほうなのかは、この検診でわかることになります。
次回に続きます。