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吉田洋一

テニスを通じて子どもの心身発達を支援するプロ

吉田洋一(よしだよういち) / 心身発達の心理士

一般社団法人JSTC

コラム

これからの子育て5

2024年1月30日

テーマ:子育て支援

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

 本日も、マイケル・ポプキンによるアクティブ・ペアレンティングから、これからの子育てについてご紹介します。

 床に散らかしたおもちゃは、どうなるの?
 ここであなたは、「勇気、責任感、協力精神、それはとても立派なことだけど、例えば床に散らかしたおもちゃはどうなるの?」と言いたくなるかもしれません。そう思うのはごく自然なことです。誰もが時間という制約がある中で、願いや夢や自分自身の権利としてより良く生きたいという強い願望を持っています。あなたの家のリビングルームが竜巻の後のおもちゃ屋さんのようにならないことは、より良く生活することの一つなのですから、この問いに答えることは、子どもに害を与えないで親の目標を達成することです。

 子どもたちに対する長期目標は、「勇気、責任感、協力精神」の資質を育てることです。
 これらの目標は達成するのに、長い時間がかかります。しかし毎日の生活の中では、子どもたちにおもちゃの片付け方を教えるというような短期目標が出てきます。私たちは実際に、子どもたちの「勇気、責任感、協力精神」を高めるようなやり方でおもちゃの片付け方を教えようとします。リビングルームを綺麗にするという短期目標をこれらの資質を踏みにじるような方法で達成することは、役に立つ学びのチャンスを奪うだけでなく、子どもたちともっと良い関係を作りたいと願う親の目標を踏みにじるのです。

 民主的な家族では、誰が決定権を持つのか
 民主的な子育てとは、家族のみんなが決定権を持つということでしょうか?そうではありません。民主主義の本質は、自分がやりたいようにやれる、という意味ではなく、自分の意見を言うことができるという意味なのです。親の役割はリーダーで国会や議会のように決定権を持つわけですが、時には評判の良くない決定を下すこともあるかもしれません。
 しかし、「子どもたちはいつでも自分が考え、感じていることを親に知らせる権利があり、親に影響を与えるチャンスを持つべきなのです。」つまり、いつでも言いたいことが言える、ということなのです。
 子育ての目的が社会の中で生き抜き、繁栄できるような資質を育てることであれば、民主的な原理を教え始める場所として、家庭はあるのです。(終わり)


 次回に続きます。

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