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吉田洋一プロはIBC岩手放送が厳正なる審査をした登録専門家です

しつけと意志の発達

吉田洋一

吉田洋一

テーマ:子育て支援

 しつけは直接的には、自分でお手洗いが使えるとかスプーンや箸を使いこなせる、衣類の脱着ができるなど「身辺自立」を目的としています。が、それだけではありません。しつけを通して幼児が、世界にはいろいろな約束やルールがあって、それはたいせつなものだという体感とその約束やルールに従って、欲求や衝動を自分でコントロールする力を身につけるところに精神発達上の大きな意味があります。
 排泄の欲求が起きてもオマルに座るまでは抑える。空腹でも食事の時間まで待つ。目の前にご馳走があっても「いただきます」の挨拶が済むまでは食欲を抑える。などコントロールはこうした抑制から始まります。しかし、抑制がコントロールではありません。一旦オマルに座ったらがんばって排泄に努めます。「いただきます」をしたら食べることに力を注ぎます。というように、衝動や欲求を満たす方向にコントロールが向かうことがたいせつなのです。衝動や欲求は、必要があって生じるものなのです。
 次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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