山内外茂男プロのご紹介
自分の口で本来の味が分かる人を育てたい(1/3)
五万個の食品を調べた味覚を持つ男
食の安全が問題になっている昨今、それに関する情報がメディアやネットにあふれています。しかし、その情報は正しいのでしょうか?それに明確な答えを出しながら、自分の口で食材の良し悪しが分かるように指導している人物が金沢にいます。安全で美味しい食を追求するプロ、「土の味」代表取締役の山内外茂男さんです。
旧鳥越村の農家出身。学生時代は農業について学び、卒業後、金沢市の中央卸売市場にある会社で仲卸の仕事に携わりました。スーパーへ食材を納品するため全国を飛び回る日々。その経験から、どこに、どんな食材があり、いつピークを迎えるのかを知り尽くすようになったと言います。
そうやって仕事をするうち、「消費者が本当に欲しいものは何だろう?」と疑問を抱き始めた山内さんは、「私が本気で食べてもらいたいもの、安心して美味しく食べられるものを売る仕事をしよう」と決心。四十二歳で独立し、2005年に「土の味」を設立しました。
以来、食品の安全性と味について研究を重ねた山内さんは、十八年間で約五万個に及ぶ食品を取り寄せ、自ら食して分析。その結果は膨大な資料として残されていますが、何よりも、“絶対音感”ならぬ“絶対味覚”とも言うべき舌が備わったのです。
そんな山内さんはある日、ショックな出来事に遭遇します。親子八百人に味覚調査を実施し、化学調味料と自然な調味料を使った味噌汁を食べてもらったところ、80%以上が化学調味料を「母の味」だと答えたのです。これを機に「自分の口で体に良いものを判別できる主婦を育てたい」と考え、食育体験講座を開くようになりました。
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