肝臓が弱ると、「心臓が砂糖漬け」に~肝臓に休息と栄養を!
肝臓に休息と栄養を!の6回目です。
前回は、「過剰な糖分は、内臓脂肪に」と言う話しでした。
出来ることなら、食べたものは内臓脂肪として溜めこまず、また食後の高血糖も防いで上手にエネルギーとして使ってしまいたいものですが、今回はそんな都合のいい方法のご紹介をします。
それは肝臓の貯糖能力を最大限に使う方法です。
肝臓のストック能力を大きくして、内臓脂肪に食べる分を少なくし、食後高血糖を予防するのです。
お金を掛けずに、薬も飲まずに、誰にでも簡単にできます。
それは、食事を空腹の状態でとることです。
食前と食後で血糖値の差が大きいほど、肝臓へのブドウ糖の取り込みは大きくなりますから、食前の血糖値を下げると、食後の血糖値も下がります。
たとえ少量でも、だらだらと食べ物をつまんで口に入れるその生活習慣が病気を招くのです。
加えて、低血糖を恐れるあまり、常に糖分を口に運ぶ生活習慣も、病気が改善しない原因の一つになっています。
前回の食事量が多過ぎる場合には、次の食事が空腹でむかえられるところまで、食事量を減らしましょう。
「食べてから20分後に運動して食後血糖値を下げましょう」と言われていますが、食後の運動はお腹が重くて億劫になりがちですから、そんな方は低血糖の用心をしながらでも食前に運動をしましょう。
空腹は、何にも勝る「くすり」です。