<専門医が解説>3年間で421件のインプラント事故・・・これって多いの?
1.インプラント周囲炎をご存知ですか?
入れ歯よりも咬み心地が良く、ブリッジよりも長持ちするため、人気のあるインプラント治療ですが、実は汚れに弱く、お手入れ=歯磨きを怠ると数年でダメになってしまう場合もあります。
皆さんご存知のごとく、天然歯の場合は、歯の周囲に歯垢や食べカスが付いたまま放置していると虫歯や歯周病になってしまいます。
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インプラントは人工物なので虫歯にはなりませんが、治療後のケアを怠ってしまうと、インプラントの周りの骨や歯茎が、天然歯でいう歯周病のように炎症を起こすことがあります。このことをインプラント周囲炎といい、まわりの骨が溶けて、歯茎が痩せていき、最悪の場合インプラントが抜け落ちてしまうことも考えられます。インプラントでは根っこの表面に特殊な加工が施されており、根の表面が細菌に汚染され炎症が起こると健康な歯よりも急速に悪化していく傾向にあります。
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2.インプラントはお手入れと定期的なメンテナンスな重要です!
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インプラント治療を受けた後は、毎日きちんとセルフケアを行い、お口の中を清潔に保つことでインプラントを守りましょう。 歯ブラシだけではなく、歯間ブラシやフロスなどの補助清掃器具も必須アイテムです。
逆の言い方をすれば、インプラント周囲を清潔に保ち、定期的に点検を兼ねて歯科医院でメンテナンス、周囲の歯や顎の加齢変化に合わせて咬み合わせの微調整などを行えば、インプラントは長期にわたって安定するのです。
そのため私のクリニックではインプラント治療のメンテナンスとして、最初は1カ月後、その次は3~6カ月、その後は6~12か月ごとに点検とメンテナンスにお越しいただくように、患者さんにお話しています。せっかく高いお金をかけて埋め込んだインプラントですから、よくお手入れしていただき長く使っていただければと思います。
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