気軽に歯を白くしたい…そんなあなたにホームホワイトニング<審美歯科/つくば・土浦>
前回のコラム(↓)では、歯を白くする方法=ホワイトニング(漂白)とセラミック修復についてご説明しました。
結婚式に向けて歯を白く!歯のブライダルエステとは?
今回は逆に、セラミックなどの審美的修復材料のマイナス面について少し触れていきたいと思います。
1.歯のセラミック修復のメリットとデメリット
前歯をきれいに治す歯科材料には、ハイブリットセラミックやセラミックなどがあります。
健康保険が適応される金属冠に硬質レジン(プラスチック)を貼りつけたものと比べて、
1)硬く強度があること・・・レジン<ハイブリットセラミック(=天然歯と同等)<セラミック(天然歯よりも硬い)
2)変色が少なく色艶が良いこと・・・レジンだと時間が経つと黄ばんだりします。天然歯がもつ自然な透明感が再現できる。
3)金属の黒ずみや金属アレルギーの心配がない。
4)汚れが付きにくい。
などのメリットがあります。
良い点ばかりが強調されることが多いのですがそうではありません。
欠点としては、治療費が高額になること。例えば、ハイブリットならば1本あたり4~6万円ぐらい、セラミックならば8~12万円ぐらいでしょうか。また、噛み合わせや他の歯との当たり具合によっては、欠けたり割れたりする場合があること、割れにくくするために分厚く作る必要があり、厚みを確保するために中身の歯を小さく削ることになります。つまり歯を削る量が金属を使った修復方法に比べて増えるのです。
もうすぐ確定申告、歯の治療費と医療費控除
2.歯の修復でセラミックは金属よりも身体に優しい??メタルフリーは良いこと?!
よくあるセラミック治療を勧める歯科医院のHPでは、「身体に優しいセラミック」とか「メタルフリー」などと言った宣伝文句が並びますが、「沢山歯を削ることのどこが身体に優しいのか?」って思いませんか?一部の歯科医師の中には、医学的に説明のつかない身体の不具合をすべて「歯科治療の金属のせい」、「金属が身体にものすごく悪いもの」という説明を患者さんにした上で、高額なセラミック治療を勧めるところもあるようです。素直な患者さんほど騙されてしまいますね。
これってアレルギー?歯医者の麻酔で心臓がドキドキ
実際のところ、本当の意味で金属アレルギーの患者さんは少数派だと思いますし、健康保険の範囲内の処置では、奥歯などでは強度的に金属を使わざるを得ないケースもあります。さらに儲け主義の歯医者でよくあるんですけど、同じ歯科医院でチタンという金属でできているインプラント治療を勧める一方で、「メタルフリー」を推奨するなんておかしいと思いませんか??
インプラント手術は痛い?痛みの度合いはどれくらい?
やはり天然歯に勝るものはないわけで、なるべく歯を削らない方がいいに決まっています。よほど歯が変色している場合や怪我により大きく欠けてしまった場合ならともかく、どんどん削って治すことには私は賛成できません。最後は愚痴っぽくなってしまいましたが、皆さんはどう思われますか?
歯は治療を繰り返すことで耐久性が低下することも事実です。金属をすべて外して樹脂製の材料に入れ替えるような不必要な治療を受けることがないように、お気を付け下さいませ。
お口の総合クリニック<歯科・口腔外科>/茨城県つくば・土浦で審美歯科治療なら
つくばオーラルケアクリニック http://www.tsukuba-occ.com/
facebookページ http://www.facebook.com/tsukuba.occ