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コラム
「いただきます」と「ごちそうさまでした」の意味の違い 話し方・マナー教室「TALKNAVI」西宮
2023年10月20日
こんにちは。話し方・マナープロトコール講師の永田之子です。
食事をいただくときには「いただきます」終えるときには「ごちそうさまでした」と言います。皆様はこの意味の違いをご存じでしょうか?
「いただきます」は「食材になってくれた命への感謝」の言葉です。「ごちそうさま」は「目の前の食べ物を与えてくれた全ての人への感謝」の言葉です。
「ごちそうさま」の中にある「馳走」(ちそう)とは馳せ(はせ)走ること。食べ物を「ちそう」してくれた人たち。食材を生産してくれた人や運搬してくれた人、販売をしてくれた人、料理を作ってくれた人。その人たちへのお礼の気持ちが「ごちそうさまでした」という言葉になります。
「いただきます」と「ごちそうさまでした」という言葉は伝えたい相手が違います。ですからどちらも言わなければなりません。
教室ではお子様にこのことを伝えてから「食事のテーブルマナー」のレッスンを行います。先日受講の小学2年生の男子が一言。
「食材に「命」があるなんて知りませんでした。びっくりしました!」
小学2年生でも食材に命があることを知らないということに私は驚きました。幼い頃にこのような機会を持つことができて本当に良かったです。これからは食事のたびに真剣に命と向き合ってくださいね。
作法と礼儀と言う言葉が使われますが作法はそのかたちや規範のことです。「いただきます」や「ごちそうさまでした」という行為自体を作法といいます。
礼儀とは心の部分で相手を重んじ敬意を示すことです。食事をするときに心を込めて祈ることが礼儀を尽くすことです。作法と礼儀が伴ってはじめて「かたちも心も整った」ということになります。
「自分は生かされている」という人や物への「感謝」や「いたわり」の気持ちはこのような小さな気づきから生まれます。
■体験レッスン
話し方&コミュニケーション・マナーの個人レッスン
阪急神戸線「西宮北口駅」徒歩1分
お問い合わせ先→https://mbp-japan.com/hyogo/yukimigoro/seminar/5007478/
■講演会・研修・セミナーへのお問い合わせ
https://mbp-japan.com/hyogo/yukimigoro/service2/5003537/
(近況)
千葉県警察本部 警察官への講話 2018年 2019年
千葉県公立学校教頭会 教頭先生への講話 2022年
演題例 『伝え方の技術』『心に響く話し方』『人前で堂々と話す方法』『風通しのいい職場』
■永田之子 YUKIKO NAGATA
元アナウンサー。話し方・マナー教室「TALKNAVI」代表 コミュニケーションカウンセラー、婚活カウンセラー。全ての世代の人に「心と心をつなぐ会話」のコーチングを20年間で10,000人に提供。
「人と楽しく話せるようになる」ことでコミュニケーションに貢献。神戸、関西、近畿エリアを中心に全国から受講生が集まっている。現在では講演会のほかマナー書籍の監修も行っている。
■ホームページ→http://talknavi.jp
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