暑さのせいと

暑さのせいと思いたい。
ムスメ（私）が波平サン（あの磯野家のお父さんの）と同い年になるという衝撃？？の誕生日を一緒にお祝いしたのは10日ほど前。大好物のモロゾフプリンをぺろりと平らげた。
（誕生日バージョンとしてお皿に出して上に生クリームをかざったのは気に入らんかったみたい。甘いクリームのあとに苦めのカラメルが入ってきたので、口の中が期待の味とはちがったようで・・・）
あれこれと目新しく盛らなくても、いつもと同じがいいんやと改めて確信し、また食べよね～と言ってたのに。
その後、小規模多機能施設では徐々に食事量が減り、5日ほど前からは、ほんの数口食べる程度・・・だと。
おとといの帰宅時は、マンゴープリンと桃ゼリーを大きな口をあけてがっつり食べたので、なんや～大丈夫やん～　なんか気に入らんかっただけちゃうか～と思っていた。
しかし、水分が摂れておらず尿量も少なく、色が濃いので、一度受診を・・・とのことだったので、本日病院に行った。
熱は無く、血圧も140（むしろ高め）で、特にどこが悪いというのではないが、口から食べられなくなるともう・・・という、あの言葉がまたポンと目の前に出された。

2年半前、誤嚥性肺炎で入院して以来、絶えず意識の中にあるコト。
風邪をひいたり、なんかしんどそうだったり、いろいろあった中で、浮かんでは消え、を繰り返していた。
でも、なんか、あきらかに痩せてきている腕、足・・・
あんだけプリンに食いついたのに、翌朝は一口も開けない・・・を目の当たりにすると、否定したい気持ちのもろさに、自分自身が驚く。

ちょうど今月より、新聞で見つけた「終末期の暮らしを考える講座」を受講している。
“いつか”のためにと受講したのに、そのいつかが・・・
知識としての理解、その生々しさが、現実に向き合う心に刺さる。
なにを今さらと言われても、そんなものなのだ。

正直に綴る。