ちゃんと聴いてる
父が入院中、母の介護をサポートしてもらうのが、地域の小規模多機能施設に決まった。
(めずらしく、タイトルが漢字ばっかりで固いなぁ~)
元々通っていたデイサービス、ショートステイと同じ建物の中にある。
ふつうなら、いちから新たなショートステイ先をいくつか探して、運よく空きがあれば、
見学に行って、気に入ればいいけど、気に入らなくても、そこしかなければ
すぐに契約して・・・と、やっていかなければいけないところが、
その小規模多機能の施設長さんが隣の席にいて、電話で相談しているのを横で聴いて
名乗りを上げて下さったらしい。
これまで直接母と関わることは無かったけれど、見かけてはいるので、
あ~あの人・・・とすぐわかった・・・とのことだった。
「小規模多機能型居宅介護」=「地域密着型サービス」の一つ。(在宅サービス)
要介護度に応じて、1か月の単位数が決まっており、食費や宿泊費などは別途必要。
前もって1か月のプランを立てるが、本人や介護者の状況に合わせて、比較的流動的に
「通い」「泊り」「訪問」サービスが提供される。
1事業所での登録者は25人、「通い」利用者は15人程度に限定・・・というもの。
知識としては知っていたし、その事業所にあるのも知っていた。
のに、今回のことで、すぐに、あそこに頼もう~とは浮かばなかった。
まず、空きがないやろう・・・という思い込みもあったし。
ホントに助かりました。
月単位のサービスなので、月途中からだと日割りになる。6月10日から移ることになった。
まずは、何日か「通い」で慣れていき、父の検査日程に合わせて「泊り」も入れ、
入院してからは、ある程度連続の「泊り」でお世話になる。
「慣れる」ため、というのは、どちらかというとあちらのスタッフさんや、
私たち家族のほうであり、母自身はもう、相手が変わっても、場所が変わっても
その違い自体がわからないので、あまり問題は無いと思われる。
認知症がここまですすんだことが、今回はイイほうに転がっている。
父を心配することも、先を案じて不安になることも、もう無いので。
(瞬間的な不安はもちろんあるが)
よかったと思う。
新たなかかわりが始まる。
その準備をしているところです。