ちゃんと聴いてる
土曜日、母の誕生日で・・・とコラムを書いた。
母にフルーツ山盛りのケーキを買って帰ったのだけれど、
晩ごはんを食べ過ぎたため、日曜日の朝ごはんになりました。
「HAPPY BIRTHDAY!」の小さなフラッグを入れてくれていたので
母のケーキに差して(あっ、買ったのはショートケーキです。皆好みが違うため)
「ハッピバースデェ~トゥ~ユ~」と歌うと、母がついて歌いだした。
「ハッピバースデェ~ ディ~ア“みちよサン”・・・」というと、
「みちよです~」と言う。
繰り返して歌った。
だんだん、歌詞をはっきり口ずさむようになっている気がして、
また繰り返して歌う。
なんか、歌い終わるのが、とても名残惜しい様な、
またこうやって誕生日を祝えるんやろか・・・なんて、
考えても仕方ないことが頭をよぎって・・・やばい、涙が・・・
母はたくましい。
歌いながら、目の前のケーキに顔から突っ込んで行った。
(手は私が、握っているふりをしつつ、抑え込んでいたので)
大笑いで、歌は終了。
自分でお箸を使って、ケーキをぐちゃぐちゃにしつつも、ばくばく食べる。
鼻もほっぺたも、袖口も前掛けも生クリームまみれ。
「おいしっっ」と、何度も言って食べていた。
甘いモン好きやからな~
「ちらかってるね~」と言いながら、飛び散らかったケーキを拾い集めて、
またお皿に入れる。
さらに、デザートに苺もある。
苺も大好き。これは、手づかみで食べる。
朝から、歌って、たくさん食べて、大盛り上がりだったので、
その後で行ったデイサービスでも、絶好調だったそう。
よくしゃべって、歩いて。
須磨の天神さんに梅を見に連れて行ってもらったそうだけど、
行きしに母が乗っていた車いすは、帰りは疲れた別の人が乗って帰ったらしい。
母は、元気に歩き回っていたそう。
何人もの人を連れての園外行事(?)なのに、
母の状況に合わせて、見守って、付き添って、したいようにさせてくれることが、
本当にありがたい。
たくさんの人との関わりの中で、今の母がある。
ありがとうございます。
78歳、どうか いい歳でありますように。